今から40年前の3月に公開され今日
4月30日に見に行ったのが、さよなら
ジュピター。
さよならジュピターは地球に接近する
小型ブラックホールを木星を爆破して
軌道を変更させようとするプロジェクトを
軸にしており、私の記憶が正しければ
三浦友和が初めて単独で主役を張った
作品と思うのだ。
平成ゴジラシリーズの特撮監督・川北
紘一の特技監督デビュー作品だし、松任谷
由実が歌う主題歌VOYAGER〜日付のない
墓標は名曲で大ヒットしており映画より主題歌
の方がメジャーになった感が強く37年後の
シン・エヴァンゲリオン劇場版の挿入歌として
使用されている。
興行的には残念な結果に終わっているが
前述したように主題歌がシン・エヴァンゲリ
オン劇場版の挿入歌として使用されたり、
偶然かもしれないが三浦友和演じる主役の
本田英二は本多猪四郎&円谷英二から
取ったネーミングかも?と話題になった。
また冥王星軌道外から接近する彗星の巣の
調査に向かう宇宙船スペース・アローに搭乗
したクルーのホジャ・キンが見ていた映画は、
三大怪獣地球最大の決戦でのゴジラ・ラドン・
モスラとキングギドラのバトルシーン。
原作では宇宙戦争になっていたのだが三大
怪獣地球最大の決戦に差し替えられたのは、
12月にゴジラが復活するデモンストレーション
なのかもしれない。
そしてスペース・アローに乗り込む井上竜太郎
博士を平田昭彦が演じており、これに出演して
いるという事は12月のゴジラにも出演するに違い
ないと期待していた。
実際84ゴジラには林田信博士を演じる予定
だったが病気のため降板せざるを得ず、7月
25日に56歳で亡くなったため結果的にこの
作品が遺作となってしまったわけである。