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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20240315-0226
最近の日本ボクシング界は元世界
ミドル級王者を擁していた帝拳グルー
プや井上尚弥らを擁する大橋ジムが
中心になっている一方、井岡一翔を
中心としたグループや亀田グループが
仕切っている3150ファイト勢を比べると
格差が広がっている感が強い。
というのもWBA:Sフライ級王者:井岡
一翔はWBC:Sフライ級王者ファン・フラ
ンシスコ・エストラーダとの統一戦を希望し
以前保持していたWBOタイトルを返上して
いるのだが、昨年の大晦日での対戦が延期
され一時は7月に対戦といわれながらエスト
ラーダは6月にIBF&WBOフライ級王者
ジェシー・ロドリゲスと対戦するようだ。
こうなるとロドリゲスが勝てば帝拳系
だから対戦しづらいし、エストラーダが
勝つとロドリゲスに勝ったという事から
対戦相手は引きも切らないので対戦
するのは難しくなる。
一方3150グループだが3月31日に
ミニマム級王者の重岡兄弟の防衛
戦や但馬ミツロウのヘビー級戦を差し
置いて、メインで行われる予定だった
昨年10月の再戦=亀田和毅vsレラト・
ドラミニ戦が中止になったという話だ。
もともと亀田vsドラミニ戦は昨年10月に
IBFフェザー級2位決定戦として行われ
煮え切らない内容の末ドラミニが僅差の
判定勝ちしていたので、亀田は引退を
かけてダイレクトの再戦を挑む事にして
いたようだ。
ところがIBFは3位・アーノルド・ケガイ
との挑戦者決定戦を行うよう指名して
きたようで、ドラミニにしてみれば勝てば
世界挑戦できる挑戦者決定戦に挑む
のは当然だろう。
ケガイのプロモーターは世界で有数の
プロモート契約をするトップランク社だから
素人プロモーターの亀1号が張り合える
相手ではないし、マッチルームが提供
するミドル級トーナメントの開催も延期
多い。
帝拳グループはトップランクとの関係が
良好だし早くからBSのWOWOWやネット配
信のAmazonプライムと組んで興行して
いるのに対し、井岡や3150グループは
TBSら民放地上波に依存していたなど旧態
然とした興行形態の面々だから名古屋の
地上波に依存していた田中恒成が先日
Amazonプライムと組んだように重岡兄弟も
早く3150グループから離れないと素人
プロモーターと組んでも先は暗いだけでは
ないか。