先日スターウォーズが初めてテレビ放映されて
40周年を迎えたのだが考えてみるとロッキーや
スーパーマンも、この週に初めて放映されていた
のが3作続いたのは珍しい事だった。
その40年前はTBS系が月曜ロードショー、日本
TV系は水曜ロードショー、TV東京系は木曜洋画
劇場、フジTV系は金曜にゴールデン洋画劇場
そしてTV朝日系で日曜洋画劇場と週に5日
2時間の映画番組があり70年代前半までは
土曜日にも土曜洋画劇場が1時間半枠でOA
されていたのだ。
もっとも土曜洋画劇場は1時間半枠だったので
B級映画というか、同時上映作品がOAされ通常
作品は前後編に分割されていた。
とはいえ放送時間が2時間枠だったので収まる
ようにカットされているのは明らかだったものの、
劇場で見た人でなければカットしたのが今一つ
分からなかった。
そして週に5日もOAされているのだから扱う
作品は何年か前のが多く、話題の作品は春か
秋の番組改変期に基本ノーカットでOAされる
のだが2度目以降になると2時間枠に収める
べくカット版としてOAされていたのだ。
そして放送局によって扱うシリーズが違って
おり007シリーズやロッキーシリーズは基本TBSが
OAし風と共に去りぬは日本TVが、ベン・ハーは
TV朝日がOAするなど作品をOAするTV局が決まって
いたようだった。
この図式が崩れたのはレンタルビデオが普及し
始めてからだと思うし、2時間枠に収めるために
カットするとレンタルビデオで作品を見た視聴者
からカットしたのがバレるので番組改編期でな
くても放送時間を延長してカットなしでOA
せざるを得なくなり視聴率は以前ほどではなく
なったのだろう。
とはいえドラゴン危機一発の同時上映だった
ドーベルマンギャングやオーメンの同時上映
だったスカイライダーズ、グレートハンティングの
同時上映だったバギーチェイスなどのビデオ化
されてないような作品が見られなくなったのは
残念だ。