核戦争が起きたら、私達の生活は?
そして世界はどうなるのか

核戦争には2種類ある

一般に核戦争といえば、大都市が
一瞬にして消滅してしまうような
終末戦争を想像しがちです。

このような局面に至ってしまえば、
報復が報復を呼び全面的な核戦争に
突入してしまうでしょう。

しかし、それとは異なる
限定核戦争というものも存在しています。

つまり、核戦争には全面核戦争と
限定核戦争があるのです。

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全面核戦争になれば、生き残ることは
困難だと考えられます。但し、
端緒となる核攻撃が行われた段階では、
さまざまな状況が生まれます。まず、
攻撃を受けた地点は全面核戦争の結末と
同様の状態になります。しかし、
遠隔地においては、
直接的な核の被害は小さなものと
いえるでしょう。とはいえ、
情報化社会である今日、
主要都市が核攻撃を受けた場合は
全国的に影響が出ることは必至です。

まず、金融・経済が混乱に
陥ることが予測されます。

情報システムも混乱し、生活の基盤が
脅かされます。第二次世界大戦でも
起こったことですが、
金よりも現物が力を持つ社会になります。

紙切れである紙幣や、
その残高を示す数字が威力を持つのは、
社会が安定している場合の話です。

核戦争になれば、数字よりも
生きて行くうえで欠かせない食料などの
物資そのものが重要となるわけです。

初期には物価の高騰が起きるかも
知れませんが、やがてお金では
買えない状況が生まれるでしょう。

また、比較的安全だと思われる
地域への移動が始まります。

その人数が限界に達したとき、
大騒乱が発生するおそれがあります。

我先に逃げようとする人たちで
収拾がつかなくなるのです。

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被ばくの影響に悩まされる年月
核戦争によって大気中に放散される
放射性物質の影響は、気象状況次第で
広範に及ぶ可能性があります。

そもそも核ミサイルの
撃ち合いになれば、放射性物質が
飛んでこない場所を探すのが
難しい事態が想定されます。

そうなると、助かったとしても
被ばくの影響に悩まされる年月が
続くかも知れません。尤も
生き残った人間だけで生活を
維持できるかどうかの問題があります。

自給自足ができれば良いですが、
核戦争によって気象条件がガラリと
変わってしまうことも指摘されており、
生態系の大変化、健康被害、
食糧不足が現実のものとなりそうです。

限定核戦争であれば、全面核戦争よりも
影響を受けるエリアが限られることに
なります。しかし、社会不安から
各種の機能が麻痺することは十分に
考えられます。また、

限定核戦争に確定的な定義が
あるわけではなく、
限定のつもりで始めたら全面核戦争
になるということもあり得ます。

全面核戦争の場合は、
生き残るかどうかが問題となり、
世界は原始時代さながらの様相を
呈すでしょう。限定核戦争であれば、
大規模災害発生後のような状態になる
場合もあるでしょう。但し、
小さな国家であれば全面核戦争と
大差ない結果も予測されます。

ひとつ確実にいえることは、
核戦争が起きた場合の展開は、
人類滅亡以外の部分では推測に
過ぎないことです。

人類史上で核爆弾が投下されたのは
広島・長崎だけです。
現在は当時とは状況が異なります。
いまのところ、
核戦争になるとしたら少なくとも一方は
大国です。また、
大国間で撃ち合いが始まったとき、
どこで引くのか引かないのか、
同盟国はどうするのか?

また、当事国が敵の同盟国に対して
どう出るかなど、
不透明な部分が大きいです。

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下手なことはできないと判断するのか、
動かざるを得ないと考えるのか。

こればかりは、平時に予測することは
困難です。だからこそ、
核戦争は起こしてはならないのです。
そして、使わない核が力を持っています。

抑止力としての核です。
そのバランスを崩す勢力が核の力を
持ったときが危険です。

オヤジレベルでできることといえば、
ガスマスクなどの装備類の用意と、
食料や水などの備蓄くらいのものです。
ないよりマシ程度になるかも
知れませんが。

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