第57報-3
ポストコロナ時代のいま、新型コロナウイルスばかりに目を向けるのではなく、すでにワクチンのある感染症にかからないようにすることも重要となります。世界ではワクチンの存在する感染症でも、数百万から数千万の人が感染し、数十万人から数百万の人が毎年亡くなっています。WHOの調べによると感染症での1番の死亡原因として、はしかがあげられています。毎年3,000万人以上の感染者と、87万人以上の死亡者がいると推定されています。
また、よく耳にするB型肝炎については検疫所の発表によると2億5,700万人が感染し、数十万人以上の方が亡くなっています。これはHIVや結核の感染者数に匹敵するほどだと世界中で大きな問題となりました。
また破傷風も予防接種が確立されているにも関わらず、世界で年間100万人が発症し30万~50万人が死亡しています。狂犬病に関しては発病するとほぼ100%死亡するといわれ、今でも全世界で毎年3万5,000~5万人が狂犬病によって死亡しています。
これらのほとんどのウイルスが感染すると発熱の症状がでます。ここ最近の新型コロナウイルスの流行により発熱の症状が出た場合、日本でも外国でも安易に病院に行くことはできなくなっています。こういう時だからこそ、感染症の怖さ、予防医学の大切さを再認識する必要があります。実際にいくつかの国では、入国に対するワクチン接種が厳しくなっています。自分の健康の為と、相手国の為に必要なワクチンを接種してから出国して下さい。
【上本町わたなべクリニック・トラベルクリニック大阪上本町】
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<院長 渡邊 章範(たかのり)略歴>
平成10年3月大阪市立大学医学部卒業(医師)。平成15年3月大阪大学大学院卒業(医学博士)。第一回RNA若手の会からの参加者で、第一回RNA学会会員(当時大学生)。阪大微生物研究所などでRNAの研究も行う。結核予防会での非常勤職員も行う。文部科学省日本学術振興会特別研究員(PD)、大阪市立大学総合診療科高血圧グループ後期臨床研究医(シニアレジデント・SARSの時は発熱外来も担当)を経て平成18年5月17日上本町わたなべクリニック開業。現在に至る。総合診療医としてメディア出演多数。コロナウイルスの専門家としてのメディア出演も50回を超える。