飲食店経営の醍醐味と農民カフェの面白さ | 上原一徳のブログ

飲食店経営の醍醐味と農民カフェの面白さ

オーガニックごはん かえもん」を開業してから約3ヶ月が経過しました。

和気優さんの立ち上げた「農民カフェ」というプラットフォームがなかったら、たぶんまだ開業していませんし、こんなに短期間に事業を軌道にのせることは出来なかったと思います。

自分でやってみて初めて実感しましたが、「飲食店はキツイ」です。

しかし「面白い」です。

「キツいけど面白い」これは登山に似たところがあると思います。

キツい理由は、労働時間の長さの割に利益率が極めて低いからです。

つまり人件費が嵩みます。

またライバル店舗が星の数ほどありますので価格は容易に上げられません。

しかも「かえもん」はオーガニック食材のため原価率が高く、ほぼ全部手作りの料理なので手間がかかります。

毎晩遅くまで大豆ミートの下ごしらえをするだけでも大変です。

今日も「この美味しさでこの値段は安すぎる」とお褒めの言葉を頂いたのですが、それだけ手間をかけているというわけです。

単純に睡眠時間を削って美味しさを作っています。


なぜそこまでして「かえもん」を経営している理由は2つあります。
一つは、手作り料理の本当の良さを家庭に普及させたいからです。

そのために4月からは「かえもん」のレシピを全部公開して料理教室を浅草本店で行う予定です。

有機無農薬のお米や調味料など食材の販売も行います。

料理はまず素材だと思います。お百姓さんの真心。
そして作り手の真心。
最後に技術です。

それらを有機的に繋ぐプラットフォームの一つが「農民カフェ」です。

中でも上原のいる「農民カフェ学芸大学店」は春から「ゲストハウス付きのオーガニックレストラン」「都市型オーベルジュ」として完全にアップグレードする予定です。

農村の農民と都市住民が繋がる場所。
全国の学生に農の素晴らしさ、大切さを伝える場所。
世界と日本をオーガニックで繋ぐ場所。

それが農民カフェ学芸大学店となります。

1泊3000円前後で泊まれて、1食数百円のオーガニックごはんが食べられる都市型オーベルジュの誕生です。

午前中は地元住民の懇談会やヘルスケア講座、夜はオーガニックな交流イベントなどが毎日毎晩行われ、そこに行けば必ず何かが生まれる場所。

いろんな企画が持ち込まれ、次々とアイデアが形になる場所。

それが新生「農民カフェ学芸大学店」です。

そのために上原はそこでかえもんを立ち上げた訳です。
これが2つ目の理由です。

3月までの5ヶ月間は試運転です。

4月から生まれ変わる農民カフェ学芸大学店にご期待下さい。

オーガニックなライフスタイルを実現したい運営スタッフも随時募集中です。

「街泊できるゲストハウス付きオーガニックレストラン」で経験を積みたい方を歓迎します。