徒然なるままに... 〜とある大学生の叫び〜

これであなたも中国共産党幹部!? ~共産党幹部、読書のススメ~

皆さん、こんにちは。

2月に入り、少しずつですが日も長くなってきましたね。

私も大学の今学期のテストが終わり、ホッとしているところです。

そして、2月といえば各地で大学受験が行われ、受験生にとっては勝負の月ですね。

後期まで行けば、3月まで受験は続きますが、受験生の方にはベストを尽くし、合格を勝ち取れるよう陰ながら応援しています。

さて、今日は題名にもあるように、「読書」について書きたいと思います。

読書と言っても普通の読書ではありません。

中国共産党員の読書です。笑

普段から気になる記事をEvernoteに保存しているのですが、テストが終わってから気晴らしに過去に保存した記事を読んでいると、非常に面白い記事がありました。

なので、シェアしたいと思います。

内容は、中国共産党の幹部候補たちに対する推薦図書です。

・中国「推薦書」が映す不安党幹部向けに「大国の興亡」など97冊 (日本経済新聞)

こちらが推薦図書リストの一部です。

ついでにこちらも
・「改革派」汪洋氏　推薦図書が示す中国の未来 (日本経済新聞)

記事によると、この読書キャンペーンの目的は2つあるようです。

①党への忠誠心の強化

②党幹部として備えるべき教養を身につけるため

①に関して言えば、「紅い皇帝」と呼ばれ、自身への個人崇拝を進める習近平ならではの考えだと思います。

実際、推薦図書リストの中には建国の父である毛沢東や、習近平の父親父親、習仲勲氏らの伝記など党関係の本が多くを占めているそうです。

②に関しては、過去の世界史を教材にして、最近一部で囁かれている中国崩壊を防ぎたいという政府の意向が見え隠れしています。

その為の推薦図書として、トクヴィルの『旧体制と大革命』がチョイスされています。

旧体制と大革命 (ちくま学芸文庫)/アレクシス・ドトクヴィル

￥1,620
Amazon.co.jp

この本はフランス革命を舞台にした本で、フランス革命前夜の様子や、王政崩壊の原因なども描かれているそうです。(私はまだ読んだことがありません...)

この推薦図書リストを作成した方によると、フランス革命が発生したのは封建制度が腐敗し、人心を得られなくなったため、と指摘しています。

どうやら、フランス革命に学び、腐敗を食い止めなければ中国も同じ運命を辿る可能性がある、ということを学ばせることで、危機感を抱かせると同時に、習近平政権が進める反腐敗運動を正当化したい狙いがあるようです。

この記事を読んで全体的に感じるのは、

・とりあえず中国は正しい国だ!

・怠けずに、ちゃんと勉強しろ！　(学生の私には耳が痛い....)

なのだな、と。

リストに記載はありませんでしたが、安倍首相を始め、最近日本の有識者がこぞって読んでいるとされているピルズベリーのChina 2049や、国際政治学者ミアシャイマーの著書も入っているのでは、と個人的には思っています。

下に、上に貼った推薦図書のリンクを貼っておきます。

これを読めば、あなたも中国共産党幹部と同等の教養を身につけられるはずです。笑

ではでは。

<中国共産党推薦図書??>

China 2049/マイケル・ピルズベリー