アイデンティティ
UEFAプラティニ会長は、海外からの資金流入が続くプレミアリーグについて
否定的なコメント。今季プレミアが世界最高リーグである事を見せつけたが、
外国人投資家の興味を引き続けるプレミアリーグ繁栄が、イングランド代表の
強化に悪影響を与えているとの見解を述べ、EURO本大会出場を逸した事は
残念ではないと語った。
また、UEFA会長として現状に対して何らかの処置を考えると明言している。
クラブW杯来日時のインタビューでもこの件に関してはコメントしている。
プラティニの考えを集約すると下記になる。
●優秀な若手選手をビッグクラブが独占してしまうシステムが嫌い。
●自国選手活躍の場を減らす行為は代表チーム成長を阻害する。
●現代のサッカー界はアイデンティティを失くしてしまっている。
→地域、都市、国のレベルを問わず、自らのアイデンティティを守らなくては
いけないと考えるから、外国人投資家が他国のクラブ買収する事は理解
できない。金儲け以外の理由は無い。
プラティニは「17歳に戻れるなら誰と一緒にプレーしてみたいか?」の質問に
子供時代のアイドルであり憧れだった、ヨハン・クライフと答えている。
クライフと言えばバルセロナの御意見番。そのバルセロナは・・・
ケイタ、ピケ、カセレス、そして正式発表待ちだがD.アウベス。早くも4人目。
エジミウソン、ザンブロッタ、ドス・サントス退団が決定したが、これに加えて
デコ、エトー、ロナウジーニョで8,000万ユーロを得ようと必死だ。
今現在、アイデンティティのヘッタクレも無いクラブだ・・・。
何はともあれナンシー(地域No.1)→サンテティエンヌ(自国No.1)→ユベン
トス(世界の一流)と巣立ったプラティニは現代とは違う古き良きアイデンティ
ティのあったサッカー界に少しでも戻そうとしているのだろう・・・。