1.医者「良い知らせと悪い知らせがあります。どちらからお聞きになりますか?」
2.患者「先生の言いたい方からお願いします。」
3.医者「先生の言いたい方から…
そう、
相方がこう言い出したことをきっかけに、俺らの新しい漫才が生まれた。
あれから何年経っただろう…
何十回も、何百回も客前で披露してきた。
客の反応や先輩のアドバイスで少しずつ修正、少しずつ少しずつ改善を重ねて…
そして…
遂に新時代のパーフェクト漫才が完成したんだ!!
オカンにも電話した。
……どうや、オカン!この漫才でM1の舞台で優勝してみせる!!
オカンは言った。
電話で1人喋りのネタ見せってなんやねん!伝わるかボケー!!
ほんで、なんでいつも電話3時なんやーー!!
何がM1の舞台や!お前なんか3Zの川に流されろー!○ねーーー!!!!
ガチャ。
迎えたM-1ラストイヤー。
俺と相方はM1の舞台に立ち、3組で戦う優勝決定戦を終えた。
後は結果を待つだけだった…
結果を待つ3組とは、
俺ら『医者患者』そして『もんきち&dar熊田』『綾鷹』」
4.患者「多くの人が選んだ方はなんですか?」
5.医者「選ばれたのは………綾鷹でした。
いや一歩及ばず! 来年からはTHE SECONDで頑張ります!
全5作の長きに渡って、どうもありがとうございましたー」