何よ!?予定外!! 私、知らないんですけど…
うえくん。
君の思いは分かる、君は僕だからね。
大喜利が思い通りにならず、
卑屈になる気持ちは分かるよ。
だが、大事なことを忘れている。一番大事なことは…
現実を素直に受け止める事!!
お前だよ!一番できてないの! 優勝し損ない。人として最下位。
自分を偽ってはいけない。
誰が誰に言ってるんだよ。どっちもどっちだよ。
急にやる気無くすなあ…卑屈な自分同士…醜いよ…どうでもよくなってきたなあ…
君は、パーフェクト1になれる。
この僕が証拠さ。
いや、お前、ただ3位のヤツだぞ。ただのイタイ勘違い野郎。屁理屈モンスター
おや?
論破王ひろゆきも真っ青になる僕を前にして、なすすべがないようだね。
引いてるだけだよ。ドン引きだよ。
俺って、こんなに痛いヤツだったのか…恥ずかしい…耐えられないよ…
って改心する可能性はあるかも知れん。
話し合いでは君に勝ち目はない。
いいだろう。君にチャンスをあげよう。
大喜利対決だ。
だがこれも、普通にやったら君は勝てない。
だからハンディをあげよう。
ハンディだと?
ああ。
僕の回答は1回だけだ。
君は10回、回答していい。
合計wで多い方が勝ちだ。
え、大丈夫それ?
どうする?
いいよ。
あ、乗ってきた。
じゃあ、勝負の公平さのために…
この誓約書に署名してもらおう。
誓約書?
いいよ、書こう。
誓約書…用意して来たのかこいつ…
変態ナルシストなのに、更に細かい…人として細かい…
アハハハハハ!!引っ掛かったな!!!!
これに署名してしまったら、もう君に勝ち目はない。
なに急に? ヒーローじゃなくて、なんか言い方悪役だよ。
別にいいよ。さあやろう。
ふ、婦人さん…
困った…
へ???
どうしよう?
なんで!!
作戦なんじゃないの!?
その先にも考えがあるんでしょ!!
…
無い。
はあああ!!??
何それ!!!
僕が、説明してやるよ。
ハッタリ、かましたんだよな。
君は、僕だ。
お前の考えてることは全部読める。
お前はこう考えた。
僕はビビりだ。
自信もってすごいこと言う奴の前では思いっきりビビる。
回答1vs10で勝負を挑んでくるなんて、
大喜利に凄まじい自信がある。
こんな奴に勝てるわけがない。
そう思うはずだと。
もし、ここで降参しなかったらプランB。
誓約書だ。
こんな条件で誓約書要求してくるなんて、
やっぱり凄まじい自信があるに違いない。
こんな奴に勝てるわけがない。
もし、ここで署名してきたらプランC。
「これに署名してしまったら、もう君に勝ち目はない。」
そう言って凄い何かがあると匂わせる。
だが…
もう、その先は考えてこなかった。
違うか?
一応、やってみるかい?
回答1vs10で大喜利対決。
こうなったら…最終手段だ。
婦人さん、これは不正だが、この際やむを得ない。
僕が自己最高43wのワロタを獲得したお題を出してほしい!
お題の正解が分かってる。この一発なら…
あいつも自分なんだから、答え知ってるでしょ?
あ…
どうした?
不正しようとして構想倒れにでもなったのかな?
全部読まれてるじゃない。
あああああ…
君は最初、
と思った。
でも、
すっかり僕に考えを読まれてしまい、
頭が真っ白、
この戦い…
さしずめ、そんなところだろうよ。
やられっぱなしじゃない。アイツの方が大喜利上手いわよ。
結局君は、一時踊り出た過去の1位にすがってるだけじゃないか。
それを最大限自分の都合のいいように解釈してる。
君は、今どうなんだい?
新シーズンに入った大喜利グランプリさ。
活躍出来てるのかい?
1位かい?
内心ハラハラしているはずだ。
ここで上位にいられなければ実力がバレる。
自他と共に言い訳出来なくなる。
それが怖いんだろ。
ビクビクしてるんだろ。
いつか…
その時が来る。確実に。
君のその屁理屈戦法はいつか破綻する。
今みたいにね。
結局、問題を先送りしているだけなんだよ。
もう、辞めなよ。
受け止めきれない苦しみを抱えるなら、
もう辞めて、正直になるんだ。
楽になれるよ。
楽になりたいんだろ。しんどいんだろ。僕は…分かってあげられるよ。君だからね。
誰かさんのおせっかいで、僕のゲームライフ構想は崩れた。
だが…また作り直したっていいし、また、別の趣味に打ちこめばいいんだ。
ただただ大喜利だけやってるなら、
その時間で色んな事ができるよ。
本当はそっちのほうが有意義だろ。なんで大喜利だけなんだよ。
最初は向くかと思ったけど、実は向かなかった。
じゃあ辞めよう、辞めて違う事やろう、それだけのことさ。
き、君は…僕の事を分かってくれるの?
もちろんさ。自分同士、仲良くやろうよ。
うん!!
あ、闇落ちした。
闇落ちした、こいつ。
ウへへへへへ! 婦人!
僕たちを改心させようなんて辞めるんだ!!
お前は間違ってる!!
すっかり悪じゃないの。
私と自分を助けに来たんじゃないのかよ。
でも…いいわ…
きっと、あなたも救ってくれるわ…
ねえ! そろそろ、出てきてくれる!?