この映画こそまさにそういう作品だった。
おおまかな前フリはこう。
英語英文得意なレズビアンの中国移民女子高生、意中の人相手のラブレターの代筆を頼まれるの巻
期待はゼロ、またネトフリキワいテーマのあるある持って来たわとタラタラ視聴。
登場人物たちも場の雰囲気もピンとこず最初の10分で観るのをやめる、が、一日置いてもなんだか気になって再視聴。
観てるうちにだんだん「いいなぁ」が積み上げられる感覚。青春。とても良い。素晴らしい。
途中までのストーリーラインはバス男に近いかな?
派手な見せ場はひとつもなく、金かかってるな〜みたいなポイント皆無。なのに観終わったら面白さに感動していた。青春恋愛映画としてはもちろん、ただ映画としてただ面白い。
ヒロイン死なないよ。ホストみたいなイケメン出てないよ。出てくる美人役も完璧超人してないよ。子供の心配以外悩み無いんかみたいな親出ないよ。「ここで泣くとこ!」みたいな歌流れないよ。泣きながら全力疾走しないよ。海も夕陽もないよ。雨の中絶叫もしない!
すっごい低空飛行だけど中の高温が常軌逸してて観てる側まで熱くなる凄い映画。
世界の懐は広いって話。
アリス・ウー、覚えた。