こんばんは、×Smart Aleck×うえでぃーです。
少しだけ久々な気がしますが本日も書きます。今晩も×Smart Aleck×結成時のお話の続きです。
電車の中で大好きなSRVを聴きながら書きます。
前回のを読んでいない方は
【◉7 昔のお話(第1夜)
【◉8 昔のお話(第2夜)
をまずは読んでくださいね。
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というわけで、確かあれはちょうど今頃2月のお話だったような気がします。
ライブにも誘われぬままコピーながら曲のストックと気合いだけが溜まる一方だった頃の朗報でありました。
初ライブの心斎橋DROPでの演奏が決まり、早速セットリストの作成会議であります。
当時のメンバーは4人だったので、「とりあえずそれぞれやりたい曲をピックアップしてやろう!」と嵐のような気合いとは裏腹にベタな意見に概ねの賛成が出ました。
少し話がそれますがこの当時から現在、小溝とサポートメンバーを迎えてのふたり体制になるまて1度も崩していないプライドというか理念があります。
それは
自分たちのやりたい曲をやる。
ということです。
自己中心的な考え方かもしれないのですが、今まで1度もやりたくない曲を音源化したことはありません。結構普通じゃね?と思う方も多いかもしれませんが現代の音楽業界たるもの俗に言う"売れ線"を意識した楽曲は多いものです。とても大切なことですけれどもね。
聴くのはお客様なので。
でも僕たちはそれを何故か頑なに拒んできました(笑)色んな人に「もっとポップでギターもクランチ気味でアルペジオを主体にした方が良いよ!」と言われてきました。それなりに他人様の意見は取り入れる×Smart Aleck×はそこだけは守りません。
だから僕個人のギタープレイは大好きな海外ギタリストのスタイルを主にレスポールで分厚い音で攻めるスタイルであります。
反抗するわけではなく、単に
自分たちがやりたくない音楽では楽しめない
という賛否両論ある呆れた理由です。ただそれだけです。
だから×Smart Aleck×のオリジナルの楽曲は音源化されているものは現在18曲ありますが、どれひとつとして意に反した楽曲というものは存在しません。
なのでそこに共感してくれた方が今の×Smart Aleck×を好きでいてくれているものだと信じています。
話は戻ります。
ライブ当日、気合いを入れて乗り込んだ楽屋でお客さんなんていないので取り置き表を空欄でばーんとカウンターに出しその時を待ちました。
結局×Smart Aleck×初ライブのセットリストは確か..
1.American Hero / RIZE
2.ROLL / ポルノグラフィティ
3.PANAMA / VAN HALEN
4.Suzi / EXTREME
5.Decadence Dance / EXTREME
だったと思います。
ロック、パンク、ハードロック、ポップスの見事な融合です。
まるで中華料理に納豆が登場するような統一感のなさですね。
高校生コピーバンド大会みたいなもので、もちろん優勝する気ではいたのですがおそらくぼろ負けやったかなと思います。
しかもトップバッターだったような気がします。(この1年後リベンジをして結局優勝しギター最優秀賞を頂きオリジナルiPodも頂きました(笑))
めっちゃ悔しいと同時に客席にメンバーと同じ人数ほどのお客さんしかいない光景に幕が開いた瞬間絶句したのを覚えています。
でもとても楽しかったのも半分でございましてなんというかライブ中のあの空気感と言い、これがライブか!となってとても興奮していたのを鮮明に覚えております。
その日のライブ終わりは確か、ドラムの森川宅近くの公園で夜な夜な色々語ったはずです。
思った以上に冷静に考えてみると反省点しか出てこなかったのでたまにの沈黙にも耐えながらひたすら4人で、より正解に近づく答えを模索していました。
未だにもちろん模索だらけですがこの時は「とりあえずここはこうやろ!」という初歩的な部分が多すぎて洗いざらいしながら反省点を探しました。
ちなみに未だにMDなら僕の家にその時の音源があるので、聞いてみたい方はそっと僕に言ってみてください。笑いが止まらないと思いますよ。
その時はライブには結果も出せなかったしもう誘われないかなーと思っていました。
すると当時のスタジオ店長の岸上さん(前回の記事参照)がまたライブに誘ってくれました。
ここで×Smart Aleck×にとって大きな大きな出会いがひとつありました。×Smart Aleck×がオリジナルを作り始めたきっかけを作ってくれた方です。
尼崎Deepaでのライブでした。
当時のスタジオのスタッフさんたちで結成されたコミックコピーバンド"NAMIKOSEA"というLUNA SEAの楽曲をめっちゃおもろく完全再現するイベントだったのです。
そこには五陸守さん、僕らはごりっくさんと呼んでいますがギターマガジン付録DVDの教則映像などでも演奏されてるMI JAPAN講師のプロギタリストの方もいました。この後も何回かご一緒させてもらいましたがまじで上手いの一言です(笑)
そして先ほどの大きな出会いのバンドさんはおっちゃんバンド"VELVET LIAR"さんでした。
未だにスタジオでたまにお会いした時は僕と小溝はタバコの火を光のスピードで消して起立、礼をするほど頭の上がらないバンドさんです。
またこのバンドさんめっちゃかっこええのです。
当時、ライブハウスで観たバンドさんの中で最も迫力があり口を開けたまま見入ってしまうほどのパフォーマンスでした。
メンバー全員、当時唯一の高校生だった僕らを打ち上げに連れて行ってくださいました。
独学で音楽をやり続けていた僕と小溝、そして当時のメンバーが初めて人に音楽を教わった日でもありました。
めっちゃくちゃ優しい方たちで、×Smart Aleck×の一生頭の上がらない大先輩バンドの最上級に位置している方々です。
その後3回ほどご一緒させてもらうのですが確かその日は、22:00頃から打ち上げが始まって朝まで色々音楽について教えてもらいました。
そんな時VELVET LIARさんのgt.シンさんがこんなことを突然口にしました。
「おい、自分らオリジナルの楽曲作りなはれ!若いもんが若さで押し切れるような自分たちの曲を作らんでどないするねん!」
僕らは唖然としました。
ライブ経験も少ない自分たちにオリジナルなんて作れるのか。
しかしながら気合いだけは一丁前な×Smart Aleck×。右も左も分からないままその日帰ってから僕はオリジナルの作曲に取り掛かりました。
結局その流れでその日に完成して、だんだんと形を変えた僕らの代表曲が出来上がりました。
それが"MASTER"アレックでした。
..第4夜に続く
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