奇跡を何回も起こして
まだまだ生きて過ごせると思っていました。
その日は突然静かに訪れ、お父さんを連れていってしまいました。
葬儀には退職間もないこともありますが、真面目で職人でもあるので、
沢山の人に来ていただきました。
義理の父ではありますが、
結婚して直ぐに父と母と旦那と私で居酒屋をしたこともあり
毎日まかないは料理人でもある父に作ってもらい
子供の運動会のお弁当など
血の繋がらない孫の世話を本当の孫の様に
可愛がってもらいました。
子供たちも合間に顔を出し、お父さんも孫に
会えるのを楽しみにしていました。
母も80歳近いのに、コロナで病院では皆に会えないと言うお父さんに
分かった!とお医者様のいうことも聞かず家に連れて帰り
訪問看護の方から奇跡だといわれるくらい余命宣告を何回も聞きながら
頑張ったと思います。
心残りはありますが、ご僧侶のお話に
命の長さだけではないとお話下さり
家族は傷ついた心を癒されました。
お父さんありがとうございます。