溶けそうなほど暑い毎日が続いていますが、みなさまいかがお過ごしですか?
6月からこの暑さだなんて……
7月と8月はどうなっちゃうの!?💦
お互い無理はせず過ごしましょうね。
今年の6月末は、例年と比べて“区切り”を感じる出来事が多々ありました。
大好きだったお店が6月30日で閉店してしまったことも、そのひとつ。
表参道の駅近くにある青山麺飯坊が閉店することを、6月28日にお店のInstagramで知りました。
しかも、その前日にInstagramの存在を知ってフォローしたばかりだったので、本当にショックで……
翌日の夜、お店に行きました!!
本当に閉店するのだと、この貼り紙を見てようやく実感しました。
やはり最後に食べたのは…
麻辣スープ丼🌶
もともとこちらの麻辣牛肉麺が大好きで、いつも注文していたのですが、あるとき麺ではなく白いごはんの入ったスープ丼の存在に気づきました。
旨辛の赤いスープに、牛肉、白菜やキクラゲなどの野菜のあんかけがたっぷり!
パクチーのアクセントも👍
(ちなみに、麻辣牛肉麺は平打ち太麺で、これまたスープによく合います。)
「やっぱりこの味!!」
「もうこの味が食べられないだなんて……」
ふたつの言葉を繰り返しながら、最後の麻辣スープ丼を食べました。
一緒に付き添ってくれた夫の汁なし坦々麺もひと口もらったら、こちらも美味しかった!!
私のスマホの画像フォルダには、麻辣牛肉麺と麻辣スープ丼の写真がありました。
通っているジムから駅に向かう道にあることから、よくお世話になっていた麺飯坊。
ランチに、晩ごはんに、いつも元気をもらっていました!
実は、味だけではなく、仕事に関する思い出もたくさんあります。
2016年12月に発売された『Domani』1月号、連載コーナー「ラーメンに映る美女の人生」に出演した際、麻辣牛肉麺を紹介しました。
その記事がレジの横に飾られ、会計のたびに恥ずかしかったっけ……
最後に記念撮影📸
あるとき、店主の男性が「もしかして、上田さん? あのときはありがとうね! 髪が長くなって、雰囲気が変わったねぇ」と声をかけてくださいました。
それから私が店に来るたびに気づいて声をかけてくださるのがうれしくて。
会えるのが楽しみで、お店に行っていたところもあります。
文化放送『なな→きゅう』の終了間際、みうらじゅんさんが『ゴールデンラジオ』の中で私の話をしてくださったことがありました。
その中で「青山の中華料理店で上田さんの記事の切り抜きがあるのを見つけて、思わず写真を撮っちゃったよ!」とおっしゃっていたのが、まさにこの麺飯坊のことでした。(リスナーのみなさんは覚えているかな?)
これには驚き、いつかお店でみうらさんにお会いできる日が来たらいいなと思っていたのですが……
残念ながら、叶うことはありませんでした。
麺飯坊にはじめて行った日のことも、よく覚えています。
2009年、日本テレビの新入社員研修の営業研修のとき、営業の先輩の外回りに同行し、そのときお昼に立ち寄りました。
その頃の麺飯坊は青山通り沿いにあり、今以上に“THE 町中華”という雰囲気でした。
慣れないスーツに身を包み、仕事の合間に会社の先輩とランチをするというドキドキの時間。
懐かしいなぁ。
つまり、私の社会人歴と麺飯坊歴は同じ。
だからこそ、たくさんの思い出が詰まっている特別なお店でした。
この一年で大好きなお店がいくつも閉店していて、悲しい限りです。
麺飯坊も20年以上にわたり青山で愛されているお店で、なくなるだなんて考えたこともありませんでした。
「ずっとある」と思わず、「食べたい!」と思ったときに行くようにしようと思いました。
当たり前の味が当たり前でなくなる日が、いつか訪れてしまうかもしれないのだから。
ひとつ心残りなのは、お店のお父さんとお母さんに会えなかったことです。
最後に「美味しい」と「ありがとう」を伝えたかったなぁ。
どうかこのブログが、お父さんとお母さんに届きますように!!
まりえ