今日の午後。

ふと思い立ち、小学校1年生のときからの友人に電話をしました。 

彼女は鳥取に住んでいます。

 

私「もしもーし」

友「どうした?」

 

電話の向こうから聞こえた、フラットなトーンの声。

「そうそう、これなんだよなぁ」とうれしくなりました。

「きゃーっ久しぶりーっ!!」とは絶対にならない。

いつ連絡しても、いつ会っても、ずっとこんな感じの友人関係です。

 

小学校、中学校、高校と、同じ学校でした。

学校から帰って遊ぶときは、私の家で漫画を読むのが定番。

ほとんど会話をすることなく、お互い壁に背中をつけて三角座りをしながら集中していました。

遊ぶという表現が正しいのか微妙なところです。笑

好きな漫画は一緒でも、好きなキャラクターは正反対。

性格も違います。

 

大学進学の際、互いに上京。

彼女が東京の大学を受験していたことを知らず、上京直前になって「あ、私も東京だから」と言われたときはさすがに驚きました。

秘密主義ではないけれど、多くを語らず、見せない。

そんな感じの子です。

 

久しぶりに会っても、前のめりになることもなく、淡々と近況を話します。

細かい説明を抜いても伝わるから、話すことに煩わしさがない。

たまにしか会えなくても、別れを惜しんだこともない。

「じゃぁ、またねー」とさらっとあいさつを交わして別れるのがいつものことです。

 

おそらく彼女はこのブログをはじめ、私のSNSを見たことがないと思います。

何かネットニュースになるようなことがあったとしても、「大丈夫?」と聞いてくることもありません。

いい意味で、とても無関心。

私も彼女に何かがあったとしても、必要以上に聞くことはありません。

「そうなんだ」と、どんな言葉もそのまま受け止めることができるからです。

おそらく彼女も「そうなんだ」と思っているのでしょう。

 

この温度が実に心地よく、彼女との付き合いが変わらず続いている理由なのだと思いました。

 

はじめて会ったのは6歳。

今年35歳。

もう30年近い付き合いになるのかと驚くのと同時に、ひとり微笑む午後なのでした。



上田まりえ、6歳です。

顔も性格も、あまり変わっていません😂

 


まりえ