9月29日(土)

麺創なな家に「まりえラーメン」を食べに行きました。

 

もともと行けない予定でした。

前の週、豊田市に帰っていたときに大将にも「当日行けないんです…」と伝えていたのですが、連日深夜遅くに大将のブログにアップされる仕込みの様子を見て、「行くしかない!」と決意。

連絡するかどうか悩んだけれど、いつも通りお店に行きたかったので我慢しました。

 

朝8時に東京から新幹線に飛び乗り、名古屋駅から東山線と名鉄線を経由して豊田市駅に向かい、駅前からタクシーでなな家まで向かいました。

到着したのは11時12分。

開店から10分ほどしか経っていないのに、すでに駐車場は満車状態。

ドキドキしながら、お店のドアを開けました。


 

大将のこの笑顔を見た瞬間、帰ってよかったと心から思いました。

 

店内はすでに満席で、椅子に腰掛けて待っているお客さんが10人ほど。

最後尾に並び、ちょっとずつカウンターに近づくドキドキ感も楽しみながら待ちました。

 

「まりえ2つ!」

「まりえ大盛りで!」

というオーダーを通す声にいちいち反応する本人。笑

そんな私も「まりえラーメン、大盛りで!」とオーダー。


 
カウンター越しに大将とも言葉を交わしました。
 
「今日東京から来たの?」
「はい!」
「竹内くんは?」
「遠征で伊勢に行ってていないんです!」
「…アホだなぁ」
「だって、当日に食べたくて!」
 
大将は優しく笑っていました。
 
そして、12時ちょうど…

 

 

運ばれてきたまりえラーメンに息をのみました。
 
まりえラーメン
(猪のダブルコンソメラーメンひやあつ コーチンと猪の細工料理のせ)
 
スープの輝きと透明感、そして、美しく盛り付けられたトッピングたち。
「早く食べたい!」と「ずっと眺めていたい!」がせめぎ合う。
もちろん、すぐレンゲを手にしましたが。笑
 
スープを一口飲んだ瞬間、優しい口当たりから旨味の波が一気に押し寄せます。
味つけが塩だけだなんて信じられないくらい、猪のコンソメスープはいろんな味がします。
 
立て続けに3回ほどスープを口にしたところで、麺へ。
麺にもびっくり!!
冷たい麺に熱いスープをかけるという「ひやあつ」なので、ちょうどいい温度で一気にすすれる!
「ぬるい」のではなく「ちょうどいい」んです。
また、柔らかいのにコシがあるという食感は初めてでした。
とにかく食べやすい!!
 
トッピングの細工料理は、大将がかなりの手間をかけて仕込んでくれたもの。

 

 

名古屋コーチンの手羽先の骨を抜き、猪のミンチを詰めたもの。
プルプルの皮とホロホロの肉の名古屋コーチンの中には、パンチのある猪肉の旨味がギュッ!

 

 

名古屋コーチンのささみをミンチにして、外側に猪肉を巻いたもの。
しょうがが効いていて、真ん中のにんにくの芽がささみの旨味を引き立てる!
 
いずれも同じ肉を使っているのに、個性が全く違う。
『豊田市』と『東京』
『元アナウンサー』と『松竹芸能』
『タレント』と『大学院生』
『出稼ぎ家外』と『週末主婦』
『5時に夢中!』と『ワールドスポーツMLB』
私の中の二面性みたいなものを表現してくださったようにも感じました。

 

 

愛知県産のヒイカ。
私の実家が元イカ釣り漁船の網元。
夫の地元である愛知県半田市はヒイカ釣りのスポット。
私たち夫婦のルーツを丼に乗せてくれました。
イカにもちゃんと意味があるのです。

 

 

スープまで全部飲み干し、まさに完食。
実は人生初の大盛りラーメンだったのですが、あっという間になくなっちゃいました!
ひやあつのおかげで、食べ始めから食べ終わりまで同じペースで夢中になって麺をすすり続けることができました。
 
途中、スープを飲み、麺をすすりながら、涙が溢れてきました。
大将に「泣くなよ」と言われた瞬間、溜まっていた涙が一気に目から流れ落ちました。
隣の席のお兄さん、ドン引きしてただろうなぁ…。笑
鼻をすすりながら、麺をすすりました。
 
私のために作っていただいたことはもちろん、贔屓目なしに人生No. 1のラーメンでした。
このラーメンの味を一生忘れることはないでしょう。

 

 

僭越ながら、入り口横の壁にデカデカとサインを書かせていただきました。

 

 

当日の早朝3時29分、大将が更新したブログです。
みなさん、ぜひ読んでみてください。
 
最初に写真でこのラーメンを見た瞬間、「大将は私のことをよくわかっているなぁ」と思いました。
そして、綴られた温かい言葉と溢れんばかりの熱意に、改めて胸を強く打たれました。
 
私の目指す私は、まさに「まりえラーメン」みたいな私です。
 
華美に飾るよりは、シンプルなのに華がある人になりたい。
透明感がありつつ芯がある人になりたい。
しなやかだけど、力強さも持ち合わせたい。
芸能活動も爆発的にと言うよりは、細く長く、みなさんの人生と寄り添えるような活動がしたい。

みなさんに楽しんでいただけるような人になりたい。

やりたいと思ったことは、全部やってみたい。

手を抜かず、いつも全力勝負ができる状態でいたい。

 

今の私は大将が作ってくれたラーメンほど美しくもないし、奥深さもありません。

「ラーメンみたいな人になりたい!」だなんておかしなことを言っているかもしれません。

大将から「こういう存在になってほしい」という道しるべと「こんな人になれるよ」というエールをいただいたように思います。

 

29日と30日の2日間で110杯が完売したそうです!

完売御礼

 

110杯=110回「おめでとう!」と言っていただいた気分に勝手になっています。笑

直接「おめでとう」と声をかけてくださったお客さんもいました。

まりえラーメンをきっかけになな家に行ったという私の知人やファンの方もいました。

私の大好きなものや大好きな場所、大好きな人たちがつながったことが本当に嬉しかったです。

 

私は私らしく、楽しいことを追求していきたいと思います。

そして、みなさんと一緒に1つでも多くのことを共有していけるように頑張ります。

 

私が言うのはおこがましいのですが…

食べてくださったみなさま、ありがとうございました!

 

 

そして、大将。

人を幸せな気持ちにできるラーメンを作る大将は、魔法使いのようです。

出会ってまだ数ヶ月ですが、勝手にお父さんのような存在に感じています。

大将がおっしゃるように、暴れ馬な私。

ご心配をおかけすることもたくさんあると思いますが、これからも末長くよろしくお願いします。

また夫と一緒に食べに行きますね。

お父さん、大好き!!

 

最後になりますが、「まりえラーメン」ブログにお付合いくださったみなさま、本当にありがとうございました。



上田まりえ(32才4日)

 

 

追伸



私のスマホの待受画像が「まりえラーメン」になりました。