やってきたのは…
四国アイランドリーグplus
高知ファイティングドッグス vs 徳島インディゴソックス
高知球場での今シーズン最終戦・ダブルヘッダーの第2試合を観戦してきました
ずっと行きたいと思いつつ、なかなかタイミングが合わず…
今シーズン終了直前にぎりぎり滑り込みセーフで観戦することができました！！
試合の1時間前に球場に到着したのですが、両チームの選手たちが普通に売店で食事をしていてびっくりしました
高知ファイティングドッグスといえば、今年の前半戦に元メジャーリーガーのマニー・ラミレス選手が加入したことでも話題になりました。
ニュースで目にした方も多いのでは？
観客動員数が通常700人くらい。
マニー選手がいたときには2200〜2300人を記録したほど盛り上がっていたそうです！
四国アイランドリーグは、2005年の創設から13年目。
日本で初めての独立リーグとして誕生しました。
その当時ニュースを見て、「野球界に新たな時代が来た！」と驚いたことが記憶に残っています。
中でも、当時から高知ファイティングドッグスの試合を見てみたいと思っていました。
経営や取り組みがユニークだと感じていたからです。
実際に目で見て、話を聞いてみて、その理由がわかりました。
同時に、高知ファイティングドッグスのファンになりました！
まず、驚いたのが…
1回表、ホームの高知の選手たちが守備位置につくときに、マイクを持って一言話すんです
野球に限らずいろんなスポーツを観戦してきていますが、これは初めて見ました！！
たった一言でも、選手の声が聞けることはファンにとって嬉しいことだし、その一言で「この選手、素敵だな…」と思うきっかけにもなると思うんです。
個人的には、先発の加藤投手がちょっと噛んだのを見て試合への緊張感を覚えたのと同時に、微笑ましく感じちゃいました
笑
笑それから、イニング間のイベントが工夫されていて面白いんです！！
6回には、突然「ラジオ体操第一〜！！」と流れ出し、なんと球場全体でラジオ体操が始まったのです
選手が打席に立つ瞬間に音楽が切り替わるので、途中で終わるというゆるさもいい感じ
お客さんは、子ども連れのご家族と年配の方が大半を占めていたので、みんなで参加できるというのもポイントが高いですよね！
高知球場最終戦、そして、シーズンの終了を翌日に控えているということで、球場には798人ものお客さんが詰め掛けていました。
試合開始直後。
司会開始から1時間半後。
徐々に、徐々に、人が増えて行く感じもいいなぁと思いました。
おじいちゃんとおばあちゃんが団体でワイワイと世間話をしながら観戦をしていたり、夫婦でデートしていたり。
中には、高知ファイティングドッグスができたことで、夫婦仲が良くなった…なんて方もいるそうですよ
学校帰りのランドセル姿の小学生もたくさん
「わぁ〜、◯◯選手だぁ！」と目を輝かせながらスタンド内に走りこんでくる姿を見て、胸が熱くなりました。
応援のスタイルも人それぞれ。
決まった応援というものがなく、掛け声も違えば、リズムもバラバラ。
みなさん、それぞれの楽しみ方を持っているんです。
ただ、とにかく温かい。
いいプレーには全力で拍手と歓声を送り、ミスをしても笑顔で声援を送ってナインを迎える。
「イエ〜イ！」「いいよ、いいよー！」「頑張れーっ！」
ユニフォームを着た野球少年たちが、自分たちのことのように大きく甲高い声を張り上げて応援しているのを見て、すごく幸せな気持ちになりました。
「野球」というものを中心に、それぞれが好きなことをしながら楽しく過ごしている雰囲気が、親戚の集まりのようでとっても居心地が良かったです。
試合後も、名残惜しいのか、みんななかなか帰りません！
選手たちがお客さんをお見送り！
1番人気は駒田徳広監督
試合後、駒田監督からシーズン終了のあいさつがあったのですが、厳しさの中にもユーモアのある素晴らしいコメントでした！
そして、この温かな雰囲気を作り出す仕掛け人がこの方！！
今回ももちろんプライベートの観戦だったし、知り合いがいるわけでもなかったので、場内にいる球団スタッフの方に声を掛けてお話を伺おうとしたところ、なんと梶田社長を紹介していただけることになったのです！！
どこの誰だかわからないようなこんな私に、たくさんお話を聞かせてくださいました。
もともと選手として10年球団に在籍し、現在34才と大変お若く、とっても爽やかな梶田社長は人気者！
大人から子どもまで、たくさんのファンから声をかけられ、サインをしたりと、運営以外でも大忙しな社長！
決して潤沢とは言えない財政状況の中、「お金がないなりに、頭を使って面白いことをする！」という経営術、本当に勉強になるお話ばかりでした。
絶対、また来よう。
絶対、また来たいな。
高知ファイティングドッグスは、そう思わせてくれる素敵なチームでした。
来年は四国制覇したいなぁ〜！！
野球を通して、また新たな楽しみを見つけてしまった私なのでした
野球まりえ