またまた観劇のつぶやきを…。

『冬の四重奏』

ぼくこう見えて音楽が好きなんですけど、そんなに詳しくなくてもクラシックとか、ピアノとか、とにかく美しい音が好きでして。

四重奏ってもうぼくからしたら贅沢な言葉すぎて。

とはいえ今回は音じゃなくて、言葉で、朗読で。

またこれもぼくの好きな文化で。

多分贅沢ってこう言うことなんだろうなあ、とか思いながらスペースゼロを後にしました。

好きに囲まれてると言うか。

世間一般の贅沢と一緒なのかはわからないですけど、ぼくは昨日すごく贅沢しました。

だからといって何か後ろめたさがあるわけじゃなく、なんなら好きな作品もっと観たいってなってます。

それもあって、今日は映画観に行こうってなったんですけど、人多い日曜日やからやめとこ、バッティングセンター行こ、ってなったとか、そういうのはありますが。笑

まあそれも流れですね。

ここからは作品について、ちょろっと感じたことを綴ろうかと思います。

1作目。

すばるくん出てきた時点でちょっと笑っちゃったんですけど、現代の朗読劇を見させてもらったなあと言う感じでした。

あれもジャンルで言うと、現代劇なんだろうかなあ。

お芝居でも、個人的な感覚ですが、いわゆるガラケーを使うことはほとんどなくなりました、だいたいiPhoneか、Androidです。

おそらくそれは時代の流れなので必然なことなんだと思うんですけど、今回、あんなにナチュラルに堂々と使われると、こっちの受け取りとして、ん?わからない、けど、あ、スクロールしていくやつか、と言う、朗読劇=紙媒体という概念を持ってた自分がアホらしくなってくる感じでした。笑

そういう意味で、天地ひっくり返されたというか、気をつけてても先入観に縛られてるんやなあと言った感覚。

あの媒体でも、なんならPCでもいいんだよな、表現できるなら。

いやー、アイデアって素敵。
物語も現代のあるあるを見せつけられました。

2作目。

ぼく、こう見えて星が好きなんですけど。笑

どストライクな世界観でした。

ドラえもんの長編に銀河超特急というお話があるんですけど、それのもう1個の方って感じです。

銀河題材はジャンル問わずたくさんありますけど、今回は朗読劇で、このお話を見て、星を知っててよかったなあという感じです。

景色のないプラネタリウムを見てる感覚でした。

想像が膨らむお話でした。

線路は天の川かな。
太陽系を走ってるのかな。
踏切のきっかけは彗星かな。

なんか美しいって儚いんだろうなあと。
それは逆もまた然りなんだろうなあと。

ぼくはこの物語に美しさを感じました。

お話は、おそらく儚い括りになるんだとは思いますけれども。

ウミガメのスープを知った時と同じような感覚でした。

ごちそうさまでした。

3作目。

なるせさんの本気を見たような気がします。笑

人生は葛藤だなあ、と。

ああなりたくなるのわかるなあ、と。

誰かが言ってた、人生引き際が大事、とか、引き際を決められる人はごく少数、だとか、お仕事的にグサグサくる現実がそこにある感じでした。

どんなコミュニティでも、まとまってる時期があれば、散らかる時期もあるんでしょう。

そこを近い感覚で見せつけられてる感じでした。

チームで動く難しさってのは、仕事的に動ける人、感情的に動く人、中立な人、色々いるとは思いますが、結局思いやりのバランスなんじゃないかなあと。

なるせさんには、個人的な感覚ですが、破壊と再生を見せてもらえたなあという。

筋肉みたいな作品でした。(違います)

4作目。

正直、生の甲本雅裕さんを見れる機会なんてそうそうないと思って観劇を決めたきっかけでもあります。

とはいえ、作品を観に来てるんだ、という葛藤もあり、正直どの目線でいったらいいのかわからない状態で迎えてしまったこの時間なんですけれども、いやはや、そんなんどーでもいいし、必要なかった。

そこで行われてる世界の理解がちょっと難しかったんですけど、けど、理解ができる構成といいますか。

世界線の理解で頭使ったの舞台では初めてかな…?

ファンタジー小説読んでる感じでした。

ほんと朗読の底力を見たといいますか。

まっすぐで、世界は3つくらいありました。

ずっと絡まったネックレスほどいてるんですけど、気づいたらほどけてる、って感覚でした。

自力でほどいたんじゃなくて、作品の力でほどいてもらった。

それくらい全部、ありったけ、こちら側に優しい作品だったなあと。

ずっと鳥肌立ってました。

この鳥肌の意味はわからないんですけど、けど、わかるといいますか。

あー、リンクする感覚が見つからない。笑
悔しいなあ。笑
久しぶりやなあ、この感覚。笑
そういう作品なんやろなあ。笑

それくらいぼくは好きな世界でした。

ひとまず、この気持ちを表現できない気持ち悪さがすごいです。
っていう感想が1番しっくり来ます。笑

上質な世界に出会えました。

感想書いてたら、もう今日が終わってました。

ああいう世界に入りたいなあって気持ちがすごいです。

美しい世界に入りたいです。

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上田悠介