観劇のつぶやきを…少々…?笑
『父の黒歴史』
そろそろ何か観たいなーと思ってて、演劇サイトをぼーっと見てたら目に飛び込んできました。
お世話になった方が書いて演出してて、主演もこれまたお世話になった方。
鈴木聡さんと松村武さん。
鈴木さんはミュージカル『ア・ソング・フォー・ユー』
松村さんは『詭弁 走れメロス』
どちらもパワーのある作品だったので、このお2人から感じ取れるパワーもらいたいなと言うのもあって、観劇即決。
とは言え行きたいと思った日がその日だったので、気分も相まって当日券で行くことに。
たまーに当日券観劇するけど、あの券があるかないかの瀬戸際って、受験に行く感覚とちょっと似てるなあとも思ったり。笑
お話は、昭和レトロとでも言うのでしょうか、ニッポンの財産のような作品でした。
ぼくは生年月日的に昭和のことは全く知りませんけど、なんか、そこらへんにあったような感覚で観ておりました。
自分ちと境遇が似てたのかもしれません、親父はあんな頑固ちゃいますけど。笑
じーちゃんって多分あんなんやったんじゃないかなーと。
10歳くらいまでの記憶で構成。笑
イメージですけど、ニッポンが大爆発してる感じでした。
今回は昭和のお話でしたけど、あれが例えば平成に置き換わったとして、あんな風に物語として成立させられるほど中身はあるのかなと。
平成しか知りませんけど、ああいうお話を観た後で比べると、割とこの時代はスッキリしてる感じがします。
けど棚の中は汚いというか。笑
昭和は、ひたすら散らかってるけど、手の届くところにリモコンがあったりする感じ。
時代が部屋だとしたら、だいぶ種族の違う人が住んでるなあ。
その汚い棚の中をお話にしたら、この時代も楽しく見えてくるのだろうか。
見えてきてほしいな。
一応平成と同級生やしな。
時代が、年号が変わったら何か変わるのかな。
少なくとも昭和から平成にかけては変わったように感じます。
次の元号は、どんな部屋になるんだろう。
ちょっと楽しみになるような、そんな作品でした。
『近松心中物語』
久々の新国立劇場中劇場でした。
それこそ『ア・ソング・フォー・ユー』以来なのか…?
あの時はステージに立たせてもらってたから、客席側から観劇は初めて…なのかな?笑
いや、絶対何かで来たことあるような気がするんですけど、忘れてしまった…。
ひとまずかなり久々の劇場で、やっぱ格式高いところは入場から迫力が違いますね。
非日常に連れて行ってくれるんだろうなという期待しかありません。
楽しみな理由も沢山あって、番手が若い俳優さんを拝見するのはもちろん、アンサンブルさんたちにも知った名前がチラホラいて。
みんな各々ステージ上がってるんやなあと思うと、こっちも何か感情に動きがあるってもんです。
作品は、使用言語と舞台が出身地に近いこともあって聞き取りやすかったり、馴染みの言葉が出てきたりで、そういう意味でも随分と楽しませてもらいました。笑
物語は物語。
舞台装置は舞台装置。
みたいな感じで、各々のプロフェッショナルがぶつかり合ってて、ROCKのLIVEみたいな空間でした。
あの劇場の空気と構造ありきよなあ、とか思いながら、あっちこっちの舞台効果が気になってキョロキョロしながら、そして転換大変なんやろなあと思って観ておりました。笑
いやー、タイプの違う作品観られて幸せでしたー。
3月まで、出来る限りいろんなことしておきたいな。
今のところ、最高充実です。
上田悠介