旅は楽しくなくては長旅になる。

だからハナから長旅になりそうな時はかなり覚悟を決めて行動する。

ぼくは実家に帰る時はあらゆる手段を使う。
バスも使うし、電車も使う。
そうしなければ帰れない。
徒歩では帰らない。
そんなところでストイックさを発揮したくない。
チャリでも帰らない。
ケガしたら危ない。


今回は電車で帰ることにした。


朝6時に家を出る。
18時には家に着くという計算で。
約12時間の旅、いい距離だ。


さて、何か引っかかった方はいらっしゃるだろうか。


多分奈良まで12時間はかかりすぎ…ではなかろうか。

しかし使う交通機関によってはそれくらいかかる。

今回帰省に使ったのは…


在来線。


新幹線はもちろん、特急系も一切使わず、鈍行の旅を兼ねて帰省することにした。


ふー、長かったー。笑


腹をくくらねば目的地にいくまでに気持ちがバテる。
実際、途中心折れそうにもなったけど、ハートの準備は万端でいったから楽しい経験ができた。

見える景色を変えるといろいろ感じることも増える。

いまだに海が見えたら二度見するくらい敏感に反応してしまうのは、内陸県に生まれた性だろうか。


崖上から見える景色があまりにも美しかったから思わず駅を降りそうになった。
あくまで、降りそうになった、である。
写真も撮りそうになった。
あくまで、撮りそうになった、である。


大きなものに触れると、いかに自分が小さいかがわかるから素敵。


水平線と等高線のコラボレーションは、ぼくに何かを訴えかけているようにも感じた。
それが何かは今回はわからなかったが、また次見た時は感じ取れるようになってたらいいな。

感覚が研ぎ澄まされる素敵な材料たちを横目にしながら、名古屋まではのんびり、電車の旅を。
本場のきしめん食べたかったから豊橋で休憩。
意外と出汁が濃い色している。

photo:01



お稲荷さん食べたよかったな、とか後悔しながら…。


名古屋からは馴染みの深い近鉄電車。

三重までも長い道のりである。

しかし三重を越すと奈良である。

こんなルートを通ったことの無いぼくは、気持ちばかりせった上、頭の中で酸素を使い果たしたらしく大半寝ており、気づくと乗り換え駅であった。


迷いもなく乗り換えることができ、再び眠りについた…。


数分後、ピーピー音がなり、緊急地震速報だと気づき焦る。
あとは昨日のブログの通りである。


電車に揺られながら、ついに家からそれなりに近い駅に到着した。


車で迎えにきてもらい、いつも通りの手荒い歓迎を受けた。


東から台風がやってきただの。
迎え入れるために気持ちの準備がいるからせめて3日前に帰る連絡してくれだの。
終いには何で帰ってきたん?だの…笑


理由は…彼に会うためだよ!笑

photo:02




名前は ボス らしい。
弟の感覚でつけられた名前であるが、ぼくは好きだ。

昨日はボールを枕にして寝ようとしていた。

かわいすぎる…♡
ほれてまうやろー!!


楽しい在来線の旅であった。
深いことはまたお話シリーズで。


ユースケ


今回は自分を投影したかのような旅の流れやった。
この流れが自分にしっくりくるんやろな。
無理して早歩きしてもあかん、ゆっくりすぎてもあかん、寝る時は寝る、それなりのペースで、時にアクシデントがあって、最後はいい形でシメる。


終わり良ければ何とやら。すべてよしね。


さーて、やることやるぞー!


まずはボスとわちゃわちゃする。
燈花会も行きます。
インフォ感謝です。