このブログは

劇場版SOARA「LET IT BE -君が君らしくあるように-」
劇場版SOARA2「I will. -君が未来を歩くとき-」

この2作品を知らないと全くもってちんぷんかんぷんやもしれませぬ。
その上、ネタバレなんかも含まれております。

ですので、まだ観てないよーという方は。

2作品…観てください。
そして、もう一度このブログを読みに来てください。笑





前作の頃は、七瀬望を演じる千春さん以外は
SOARAに初めて触れる作品で
その 初めて が作品に、各々の役に
初々しさを与えた奇跡のような作品だったのかなと思っております。

前作と今作の間に舞台版SOARA(劇場版SOARAよりも未来のプロとしてバンドをしている)約2年間で ツキ帝2、月花神楽、僕ここ、キソセカイ、WYD、天獄と6作品。
宗像廉として舞台に立つ事が出来ました。

その数々の舞台の中で、現在の宗像廉を演じる中で、彼に数え切れないほど助けられました。

そして劇場版SOARA2では、また高校生の宗像廉を演じられる機会が訪れました。

現在の宗像廉に助けてもらいっぱなしの自分が、過去の普通の高校生の宗像廉を演じる。

烏滸がましいと思われるのは重々承知ですが。この劇場版SOARA2においては僕が宗像廉の良い所も悪い所も、魅力を全部体現する。と決めました。
目線、瞬き、目の開き具合、口角、息継ぎ、首の角度…等々。それはそれは事細かに彼の全てを誇張無くありのままの宗像廉を伝えようとやり切りました。


そう思えたのも、実現出来たのも

りゅーせー演じる、ひたすらに前を向いて突っ走る大原空がいて。

ましゅー演じる、今作のMVP(僕が思う)。
台本を初めて読んだときから、ましゅーの演じ方1つでこの作品の良し悪し?が決まってしまうような大変で大切な最重要人物の在原守人がいて。

ちひろ演じる、そんな2人に寄り添い食らいつき、最後まで大黒柱で居続けた神楽坂宗司がいて。

千春さん演じる、スーパーヒーローでかっこいいけど鼻につかない、かっこ悪いけど憎めない最高の七瀬望がいて。

4人の背中を見ながら進む宗像廉がいて。

登下校の時も、神社でのお参りの時も、卒業ライブのステージに上がる時も。
何時だって誰かの背中を見ていた彼が、たった一度だけ自分の意志で5人の先頭に立つシーンがありました。

卒業ライブ後の先輩達の最後の下校の時、感謝と自分の想いを伝えるシーンです。

「SOARAっていう
これからも続く道を作ってくれた事
一緒に歩くメンバーに俺を誘ってくれた事
嬉しかったです」

自信を持てない彼が、初めて自分の意志で自信を持って伝えた言葉です。


宗像廉にとっての「未来を歩くとき」はこの瞬間でした。

演じれた事が本当に嬉しかったです。


自分が携わる作品は、どの作品が遺作になってもいい。
そう思ってこの仕事をさせてもらっているのですが
その思いはありつつ、
今作は、今の自分の 集大成 の作品だと思っております。


劇場版SOARA1&2を、3年生を送る会バンドを、SOARAを、宗像廉を
いつまでも覚えていてくださいね。

そして、好きでいてください。

長々と読んでくれてありがとうございました!


劇場版SOARA1&2
宗像廉 役 植田慎一郎









P.S. 目指せ!スピンオフ「後輩ズ」