今回のブログは舞台「ヨルハ」シリーズを知っている方…その中でも「少年ヨルハ」に寄り添いすぎている内容です。
そして、植田の勝手な独り言です。
読むのが苦痛と感じたら、その瞬間読むのを止めることをオススメ致します。
舞台「ヨルハ」シリーズ完結。
自分は 「少年ヨルハ」という作品に出演させていただきました。
少年ヨルハはまさに実験でした。
NieR:Automata一周年を記念し公演が行われた「音楽劇ヨルハver.1.2」
音楽劇という名に相応しく、生歌生演奏にプロジェクションマッピングと原作の世界を当時考えられる最高峰の技術で再現した最強の音楽劇でした。
それとほぼ同時に「少年ヨルハ」も公演が行われました。
これまで女性キャストのみで紡がれてきた「ヨルハ」を男性キャストのみでやってみよう。という実験だったと思います。
音楽劇とは対照的に、舞台上で表現されるのは会話と殺陣のみ。アフタートーク等は無く、キャスト挨拶も座長からの一言のみ。
観劇された方には
目新しく、強烈な印象が残ったようでした。…嬉しい限りです。
音楽劇と少年、の盛り上がりもあり
「舞台ヨルハ」という作品が生まれました。そして「少女ヨルハ」も。
「舞台ヨルハ」
音楽劇ヨルハ をベースに、性別が逆転し アコール までもが登場する等
最大限の if ヨルハでした!
オープニングのラストはかっこよすぎて鳥肌ものです。
良い意味で、2.5次元とヨルハの融合が観れた舞台だったなぁ。
「少女ヨルハ」
少年ヨルハ をベースに作られた if 物語。
良い意味で、演者に寄り添った ヨルハ だったなぁと思ってます。
これまでのヨルハはアンドロイドの物語ということもあり、アドリブというものが極力排除されていたと思うのですが
この作品では用意された 日替わり(アドリブ)シーン があったりと演じている方に寄り添った作りになっていて、とても新鮮でした。
根本にあるものから全てが違う作品に生まれ変わっていて
作る人、演じる人が違うだけでこんなにも別作品になるんだなぁ。と脳味噌が混乱しておりました。笑
ただ、自分が「少年ヨルハ」を知らない前提だと
これまでの舞台シリーズの中で1番楽しめる作品だったのではないのかな?と思いました。
こうして振り返ってみると、「少年ヨルハ」という名の実験は後々に繋がる、成果のある実験だったのですね。
「舞台ヨルハ」は再演まで行われる大盛況。その際 二冊のビジュアルブックや音楽劇から二十一号を召集し、新たな衣装で2人の二十一号写真集なるものも作られていましたね。
「少女ヨルハ」では全キャストの個別ビジュアルブックがあったりと、
勝手に 少年ヨルハ の誰かから学ランヨルハとして召集されてるんだろうなぁ。
その写真みてみたいなぁ。なんて思っていました。思っていただけでした。笑
ただ、「少年ヨルハ」のヨルハ機体達だけはあの劇場でそしてBlu-rayの特典としてのビジュアルデータしかこの世に存在していない。
それはそれで潔く、「少年ヨルハ」らしいな!
と思っています。
是非、当時のパンフレットやブロマイドそしてBlu-ray特典のビジュアルブックをあの実験の記憶と共に大切にしていて欲しいです。
最後の最後まで、舞台上で アンドロイド としてだけ居続けた
ヨルハ実験M部隊を
カクタス隊長率いるレジスタンスを
そして、最強の2人の機会生命体を
何時までも何時までも憶えていて下さい。
「ヨルハ」についてのブログはこれが最後です。
全てが終わって気付いた事は
二号にとって、九号との出逢い
は
植田にとって、「少年ヨルハ」との出逢い
と似ていました。
出逢えた事で色鮮やかな景色が広がったはずなのに、出逢わなければこんな思いせずにすんだのかな?と考えてしまう。
最後の最後に「楔」を撃ち込まれた作品でした。
これまで、少年ヨルハを応援してくださった全ての人に
二号D型を愛してくださった全ての人に
本当に本当にありがとうございました。
さよなら
舞台「少年ヨルハ」
ヨルハ実験M部隊
M002
二号D型..E型
植田慎一郎