このブログの読者であれば、
私が常に人から頼られてしまう
偉大な存在だという事は、既知の事実だろう。
学術的な相談や超常現象解明の依頼はもとより、
私生活でも何かと頼りにされてしまう。
1868番助手として使ってやっている山田も
何から何まで私に頼りきりなのだが、
実は、その母親・里見さんもしかり。
強欲で大飯食らいで礼儀を知らない
心と胸の貧しい娘のしつけを、
私に一任しているのだ。
そんな事情もあって、私は事あるごとに
山田に教育的指導を施してきたわけだが、
その甲斐もなく、
山田の浅ましさは日を追うごとに
強まっているように思える。
お母さん……もとい、里見さんは
上品で楚々とした女性なのだが、
なぜ、その娘の山田が、
あのように色気も素っ気もない女に
育ってしまったのか?
いずれにせよ、今後のこともある。
お母さん……もとい、里見さんとは、
一度じっくり膝を詰めて
話し合う必要があるのかも知れない。
書道の殿堂『美字っ館』。
入場料や寄付で莫大な利益を上げているらしいが、
山田がその恩恵に与ることはない
明日は、朝から……