諸君に謝らなければならないことがある。

私は、5月24日付のブログにおいて、

「更新に割ける時間が限られている」

という旨の記述をした。

しかし、それから熟慮に熟慮を重ねるうち、

ふつふつと私の胸にある思いがわき上がってきた。


果たして、それで

「ベストを尽くしている」

と言えるのか、と。


どうしようもなく才能に恵まれているからこそ、

自分を甘やかす訳にはいかない。

「グッド」「ベター」に甘んじてはならないのだ。

私は、改めてここに約束する。

学者生命を賭けて、

更新にベストを尽くすということを!


いっぽう、私の方から諸君にも

ひとつ要望したいことがある。

このブログには、既に多くの読者が集まり、

はからずも絶賛の嵐が吹き荒れている訳だが、

私はそのことを、ことさらひけらかそうとは思わないし、

諸君も私の人気ぶり

周囲に吹聴することは謹んでもらいたい。

私が、人に自慢話を聞かせるような

下品な人間でないことは、諸君も知ってのとおりだ。


要は、どんなに私のブログが、

教養高く社会的意義にあふれたものであっても、

少しでも多くの読者を得ようと

浅ましく売り込むようなことはしたくないのだ。


ただ、諸君が「ぜひ」「どうしても」

土下座せんばかりの勢いで言うのであれば、

家族や親せき、友人や恋人、

場合によっては、

駅ですれ違った全然知らない人などにも

私のブログを紹介してもらって構わない。


その結果、さらに多くの

「読者」が集まってしまったとしても、

私は、太平洋より広く、日本海溝より深い

それらの人々を受け入れるつもりである。