第0029回 / 負荷検証とStaticShadow | HK-87@UEのブログ

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UE4で理想のVRゲームを作るまでの軌跡

さて、前回ようやくLandscapeのマテリアルWeightMap、
およびGrassDataの実行時書き換えが思い通りにできるようになった。

ということで、ここで一度負荷を確認しておきたい。
どうも負荷が高すぎる気がする。草生やしすぎ?

さて。UE4での負荷の確認方法は・・・?
ググる。

 ・FPSの表示
 stat fps

 ・CPU,GPU処理時間の表示
 stat unit

ひとまずこれらをコンソールから打てば大まかな負荷は見れそう。

(※画像は下記の stat gpu も表示した状態)


・・・重い。10fps程度しか出てない。
あれ?体感的にもっとfpsは出ていたような・・・?
何かやらかしたかな。

草を一旦全部消してみる。

 ・草を消す
 grass.Enable 0

それでも重い。
空を見ても重い。

なんだろな?
GPUのリアルタイムプロファイルというのを見てみる。

 ・GPUの処理時間の表示
 stat gpu

なるほど・・・。シャドウが重い。
ん?影を落とすオブジェクトなんてほとんどないはずだけど。

・・・原因判明。これだ。

LandscapeのStaticShadowパラメータがOFFになっていた。

 

確かに最近「Landscapeは影を落とさなくていいや」というつもりでチェックを外した記憶がある。
どうやらそういう意味ではなく
StaticShadowがOFF == 動的に影を落とす、という挙動になるようだ。

チェックを付け直す。
これで草をONにもどしても、まともな負荷になった。

ただ、それでも正面から下の方をみると重くなるような・・・。
まだ調べる。

やはりまだ Shadow。
しかたない、草の Cast Dynamic Shadow も OFF にしてみる。

 

これで大分安定したが、影がないのはちと寂しいなぁ。

 

さすがに広範囲に草を生やしすぎなのだろうか?
ということで、次はゲーム的に適切な Landscape の広さを検討して負荷を下げたいところ。

 

つづく。