ランゲージパートナーが見つかるまで第三章 | マンハッタンのランダムウォーカー

ランゲージパートナーが見つかるまで第三章

オペラ好きのイタリア人について話す前に、約20人中、2人の女性について。


オタクとゲイカップルに、キャンセルされて意気消沈していた私の唯一の希望は、彼らに次いで連絡が来た2人の女性でした。1人はコリアンアメリカンの若い方で、もう1人は日本人とご結婚なさった女性。そもそも、女性を探していた私は、この2人の女性とランゲージパートナーになれるように、丁寧で迅速なやり取りを心がけました。


すると、次のメールで彼女等はそろって、私の携帯番号を訊ねてきました。しかし、彼女達の携帯番号は書かれてしませんでした。この要望に対して、そもそも個人情報である携帯番号を、見ず知らずの人に教えるのを慎重に考える私は、彼女達は携帯番号を教えてくれていないし、また、会う話も未だ固まっていない段階で、携帯番号を交換するのは時期尚早だと思い、お茶を濁した返事をしてしまいました



そうしたら、彼女達からの連絡が途絶えてしまったのです。



もしかして、米国で携帯番号の交換は、誰だか分からない相手を確認する手段として、当然のことと考えられていて、電話番号を教えなかった私は、彼女達から怪しい人だと疑われてしまったということ?もしや、オタクの人とも携帯番号を交換しなかったから、待ち合せの日に紀伊国屋に来なかった?今後も、携帯番号は個人情報だからと、教えることを躊躇してたら、先に進めないのかもしれない?



はあ。



これまで、何人にメールを読んで、お断りの返事を送ったことか。初顔合わせの日をセッティングするまでに、何回メールをやりとりすることか。



こういうの面倒です。本当なら、やりたくない。お金を払えば、こんな苦労する事無くランゲージパートナーを見つけられるのは分かっています。例えば、インターナショナルセンターだったら、会費+費用で7万円ぐらい。イングリッシュアクションなら、4万円ぐらい。



だけど!もう2年半も米国に住んでいて、英会話をするために、お金を払うのはできる限り抑えたいのです。これからオペラシーズンだし、ゴックの教育費用、奨学金の返済、家族への仕送りもあるし。。。



私はこんなことを考えているというのに、ゴックったら・・・テレビ見てる!!!

the office
マンハッタンのランダムウォーカー

「女性から返事来なくなっちゃったよ。ちょっとぐらい私の心配してよ!」


「うんうん。」



ブラボー。ゴック。私の気持ちも知らないで、さすが典型的B型。




もう女性の望みが薄くなってしまったので、方針転換してストレートな男性も対象にし、またキャンセルされることを考えて、あと3人会う約束をしました。ウェストチェスターに住むイタリア人、ESL教師の資格がある方と、ひらがなと漢字が書ける20代前半の若者です。



■次回:オペラ好きイタリア人