もう、こんなところには1秒だって長くいたくない。
そう、故郷へ親のそして友のいる故郷へ帰るんだ。
そう思い会社にそれを伝えようと決心したころ、ちょうど会社の定期健康検診があった。
そこで、私は産業医の先生に故郷へ帰りたいことを進言する。
産業医は快くこれを認め、会社の上司も合意した。
私は会社に進言してからたったの3日で故郷へ帰ることができた。
飛行機を取るとき、そして空港内で私は不思議な経験をする。
しかし、実はもうそのような体験を書くことが出来ない。
というか書く気が全くわかず、またあの頃の記憶が曖昧になっているという感じなのだ。
なので、その頃のお話はまた気が向けば書きたいと思う。
ともかく、私は故郷へ帰ることが出来た。
そして、病気として受け入れている自分の症状を改善するため会社に紹介してもらった医者のもとへいく。
そして、私が体験したこと考えていることをこのブログほどではないが、赤裸々に語った。
最初の医者は困惑し、答えを見つけられなかったようで、私はその医者が紹介状を書いた大きい病院へ行く事になった。
そして、同じように語る。
今度の医者は拍子抜けするぐらい私の症状を軽く見抜いた。
典型的な統合失調症。しかも、レベル的にはかなり雑魚レベルだと笑いを交えながら語ってくれた。
私は、それがとても嬉しかった。
やっと私の状態がなんなのか判明し、しかもそれは軽いものであると言われたのだから。
そして、その医者は入院か通院を私に選ばしてくれた。
精神病棟の入院。私はこれまで一度も大きなケガなどしたことなく、入院も初めてのこと、ましてやその場所は精神病棟。
面白い。
私はそう思った。一度精神病棟の中がどんなものなのか体験してみたい。
私は、好奇心にかられ入院を選択した。
そして、その日の午後には入院という急なスケジュールでことは進んだ。
初めての入院。そして、精神病棟。
その中身はどんなものなのかと最初のころはワクワクしていた。
しかし、入院とはそんな楽しいものではないと私は思い知らされる。