”初恋はいつかなんて 曖昧だよね” | ♡卯月花のブログ♡

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幼い頃からの想い出を縦糸に
道草しながら出逢った人や動物たちとの交流を横糸に
綴っていきたいと思います。
昭和の良き時代を生かされた事は
幸せだったとしみじみ感じます。





授業中に見つめられても
気づく繊細さは
私にはありませんでした。

中学の頃から
片想いの人を思わず
見つめてしまうことは
あったかな?


高校に入学して
部活で出逢った隣のクラスの男子に

🎶恋心奪われて🎶

運動場に図書室に
いつも姿を目で追っていました。

イベントの写真が貼り出されて
探して見つけても
注文できなくて・・・


2年生で同じクラスになった時は
夢のようでいつも心ときめかしていました。

それこそ
いつでも姿を追っていました。

「卯月。何してるん?」
声かけられると
嬉しさを目いっぱいこらえて
何でもない振りしてたけど?

バレバレだったかな?

だから
私を見つめる人がいても
気がつかないです。


ある日
部活で知ってる男子が

「さっきの授業中ずっと卯月さんの横顔を見てたんだ。
キャンディス・バーゲンに似てるなって。
キャンデス・バーゲン好きなもんで。」

今だから
こんな風に言われると

私のことが好き?

って思うんだけど
片想いの人しか目に入らなくて

それに学生時代は
誰からも

👁️奥目ちゃん👁️

って言われてて
鼻はチョコンとしてるんだけど
横から見ると鼻が高く見えるって
よくからかわれていたので

またか。って感じでした。

♡社会人になってコンタクトをするようになってから
何故か? 
奥目と言われなくなって
奥二重がクッキリ二重になりました。♡


でも?
よく覚えてないんだけど
何故か?
誘われて映画を観に行ってるんですね。

古い映画を再上映していて

ジェームス・ディーンの
「エデンの東」

洋画が好きで色々詳しい人でした。
大人っぽくて。

本屋さんに寄って
文芸部の先輩に教えてもらったという喫茶店に連れて行ってもらいました。

古くて雰囲気のあるお店の片隅で
二人でジャズを聴きながら
珈琲を飲んだまでは覚えています。

映画代も珈琲代も払ってくれたのですね。

でも
これをデートって自覚がなくて
友人の趣味にお付き合いした?
って感じでした。


山の方からおりてきた私は
街中に住む人の綴る詩は難しくて
映画館にも喫茶店にも
戸惑っていました。


♡当時は中学まで
喫茶店や食堂は父兄同伴で
外出する時は制服でした。
それが当たり前と思っていました。
もちろんスマホなんてなかったです。♡

高校でもそうだったと思うんだけど?

その人は早くにお父さんを亡くして
お父さんの仕事カバンを
学校カバンとして愛用していました。

お姉さんがいて
お母さんが雑貨屋さんをしていると話してくれました。

大学に行ってからも手紙が届きました。
外国の新聞の風刺画のようなイラストを描いていたり
植草甚一のスクラップやファッションの話が綴ってありました。


不思議ですね。

初恋の話から
何故か
この人を思い出すなんて。


見つめられてた。
ってワードからですね。


高校卒業まで
私は男子の友だちが多くて
今思うと
みんな素敵な人ばかりで
大切にしてもらったと感じます。


片思いの人ですか?

2年生の冬から
何故か
みんなが付き合ってるって。

彼は一浪して東京の国立に入学しました。

私は浪人したのも私のせいの気がして
彼を振り回してばかりで

彼が大学に進んだ年の夏休み
帰省して最初に逢った日

蝉時雨の中で

「同じ大学の娘に告白されたんだ。」

それだけ聞いて

「じゃっ。別れるね。」

彼に背中向けて
そのまま振り向かず
帰りました。


その日から八年の日々
忘れられない人でした。





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