RPG ティルキッス ~Princess Shade~ 感想 | udru_az eye

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全体の印象
登場人物の個性が生き生きと描かれ要所では息もつかせぬストーリー展開。
過剰なCG・音楽演出の後押しがなくとも充分に楽しめる
SFCゼルダや聖剣伝説を彷彿させるゲームとしてのまとまり(完成度)。



シナリオ(展開)
章立てで物語は進み
各章終盤で一先ずの結末が語られつつも次章序盤から切々と語られ始める新たな展開は
プレイヤーを飽きさせることなく結末まで惹き込ませるものを感じました。



音楽(効果音)
城内は華やかで城下町は賑わいがあり一歩森へ踏み出せば謎めいたBGMが流れるといった
主人公が体感しているであろう雰囲気をプレイヤーに感じさせてくる見事な選曲。
効果音も要所を押えた箇所での適切で過度のないプレイヤーの志気を高める演出だと感じました。



システム
日常
インターフェイスは左上に装備武器アイテム、中央に体力と魔力
そして左下にお金と経験地右下にMAPが常時表示され
できるだけキャラクター操作に邪魔にならないよう考慮された配置。
キャラクタは体力魔力攻撃力判定それぞれの上昇に必要な経験値を振り分ける事により成長します。
判定は上昇させることにより被弾する判定範囲が小さくなり
弾幕状の攻撃を避けやすくなるといった効果があります。


ダンジョン
ゲームシステムとしては本ゲームの最大の特色と製作者が定義づけておられるように
一方通行で且つタイム制限のあるミッションをクリアする事で各MAPを進行していく手法は
プレイヤーの意欲を高める効果があると思います。


戦闘
戦闘を仕掛ける際の位置取りが肝要。
ボス戦においては弾幕避けゲームの要素が強く
攻撃に向かうのみではなく避けるといった行動が重要になってきます。
ボス戦闘時以外ではダメージを表示するのではなく
攻撃力の上昇ともに踏破までのヒット回数が減少するといった方法が取られています。


総論
プレイヤーが楽しんでくれるにはどう作りこめばいいかといった
製作者としての基本姿勢が忠実になされた作品だという事が
インターフェイス操作性ストーリー展開全てから感じられます。
そして製作者も楽しんで制作がなされている片鱗が演出のそこかしこから伺えます。
製作者(GM)とプレイヤー(PL)が相互に楽しみゲームが展開されていくRPGの本来の姿が
本作品には有ると私は思います。


最後に
個人的に高い評価を挙げたいのはRPGにありがちな勧善懲悪で終始しなかったシナリオです。
主人公の一人の騎士としてのそして人としての成長物語は胸を打つものがあると思います。
中高生以上の方にはもちろんのこと子供に話して聞かせてあげたいそんな心温まるおはなしでした。


ご興味をもたれた方は製作者ホームページ『MIR_Rev 』より体験版が公開されていますのでどうぞお試しを。