競輪場にいた悪い奴 | あかり姫と坂本龍馬伝説

競輪場にいた悪い奴

前回の記事で、競輪場について書きました。

 

明らかに怖そうな人には近づくなと書いたので、治安に不安を感じた方もおられるかもしれません。

 

公共の施設ですから、出入りは自由なので、確かに、どういう人が来ているかは分かりません。

 

しかし、お爺ちゃんたちの居場所のようになっている面があるのは事実です。

 

そうです。競輪場は意外に治安は良いのです。公営の施設だけに、防犯カメラがあり、警備員があちこちに立っていて、警察官が歩いていることもあります。

 

そういう雰囲気なので、お年寄りも安心して競輪場に通えるのです。

 

龍馬スタジアムでは、怖そうな人は誰もいませんでした。

 

いや、一人だけ悪い人がいました。

その人は、あろうことか一着を取った選手が観客のお爺ちゃんに向けてそっと投げたプレゼントをさっと横取りキャッチしてしまったのです。

 

ベレー帽を被った上品なお爺ちゃんはビックリして

 

「あっ」

 

と小さく声を上げ茫然としていました。

 

みなさんはこういう選手の善意やお爺ちゃんの期待を踏みにじるようなことは決してしてはいけません。

 

そんなことをしたのは誰か?

 

ハイ、私です。瞬時に手を伸ばしてしまいました。この場を借りて謝らせていただきます。

 

なお、良心の呵責に苛まれた私は、その後お爺ちゃんに謝ってお譲りしますと申し出ましたが、「いいよ、やる」と言って下さったので、有り難くいただくことにしたのでした。