龍馬スタジアムのダイナミックな競輪
地元の人にはピンと来ないかもしれませんが、東京近辺の競輪場と比較して、大きなメリットとして感じたことは、観客と選手の距離が非常に近く感じられることです。
東京近辺の競輪場は、スタート地点の近くに金網が張ってあって、レースと観客の間に微妙な距離感があります。スタート地点の脇に観客が入れないような競輪場もあります。近くにいても、金網が邪魔で、レースがよく見えない。だから、本場にいても生のレースを見ないでモニター画面だけ見ている客も多いのです。夏場なんかは特に、その傾向が顕著です。
しかし、龍馬スタジアムでは、スタート地点の脇には金網はなく、低い柵があるだけで、レースに臨む選手たちの様子がそのまま、金網やプラ板に遮られることなく、間近からリアルに見えるのです。観客と、発走機に立った選手たちの間にあるのは、まさにピーンと張りつめた緊張感と、私たち観客のドキドキ感しかありません。
このダイナミック・ビューを、競輪中継で味わうことが出来ないのは当然です。中継では、楠瀬淳二さんたちが是非、生で見て欲しいと仰っておられますが、実際に行ってみると、その意味が分かります。私もこれほどのドキドキ感は、高知の本場に来て初めて味わうことができました。私は、高知競輪でで初めて、競輪の本当の迫力を味わうことができたのです。
以前も書いたように、元競輪選手にいつでも質問が出来るコーナーもあり、いつでも自由に質問に行けます。キッズコーナーもあります。イベントも多数あります。正直、高知がうらやましいです。
高知には、このように競輪に親しむには最高の環境があります。競輪に興味の無いみなさんも競輪を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
ただ、高知の歴史ガイドさん曰く
「あれは龍馬スタジアム、競輪場です。赤字です」。
う~む!あれほどの施設が赤字とは、本当に勿体無い話です。
姫!頑張って
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つづく