小3長女ですが、昨年の夏前から書道教室に通っています。
この長女、見た目はおとなしく女子力高めな感じなのですが、中身は男子寄りで雑なので、まぁ字が汚い
それでもまだ1年生の頃はしっかり書いていたのですが、いつからか「濃く書くと消すのが面倒だから」という理由で薄く書くようになり、書いた字の覇気が年々なくなるようになってきました。
確かにね、佐藤ママの本にも「字は薄く書け」みたいなことが書いてあります。
確かに薄く書いた方が消すのは楽だし、書くのに力がいらない分早く書けると思います。
それでも私としては、子どもにははっきりと堂々とした字を書いてほしいのです
まぁそれは親の勝手な願望ですが、そんな娘にも「字が上手くなりたい」という(矛盾した?)思いはあるようで、毎年のように「競書会に出たい」といっていました。
競書会というのは、市だか県だかで開催される書道の大会で、各学校の各クラスの代表者の作品を出品し、その作品について金賞、銀賞、銅賞などの評価を行うものです(詳細はよく知りません)。
各クラスの代表者の作品を出すので、もちろん上手い子でないと選ばれません。
娘は選ばれたいと思いつつ、そんな思いとは裏腹に字が汚いので、当然のことながらこれまで選ばれたことはありませんでした。
競書会に出たいなら普段から字を丁寧に書くように心がけたら、と思うのが大人ですが、当の子どもはそんなことすぐに忘れてしまうんでしょうね。
競書会に出たいと願いつつ、なかなか普段の字がきれいになることはありませんでした。
やっぱり本当に字をきれいにするなら通信なりなんなりで、定期的に意識付けをしないとねぇと思っていた矢先、見つけたのが学校の最寄り駅に隣接されたビルの中で開催されているカルチャーの講座。
学校帰りにそのまま寄れるし、月2回なので負担が少ないかなと思って始めました。
こちらの講座は子ども向けなので、近隣のいろんな小学校・幼稚園の子ども達が来ます。
隔週16時~20時までの好きな時間に来て、書道・硬筆を両方して帰るパターンです。
通い始めて、まずはそれまで扱いのよく分かっていなかった毛筆で、随分いい作品が書けるようになってきたなと思いました。
ただ、書いている姿を見ていると、形を捕らえながら落ち着いて書いている、という感じではなく、お手本を一度チラっと見ただけで最後まで書き切っている・・・
う~ん、そうじゃないんだよなぁ
硬筆にしても、やはり練習量が少ないのか、うまく書けない字はいつまでたってもなかなか形がよくなりませんでした。
持ち帰ってくる硬筆用のノートを見ても、数回練習して終わっている・・・。
当然参加している書道会の級もなかなか上がらず、このまま続けていて上手くなるのかなぁと不安に感じ始めていました。
多分全体として練習量が少なく、さらに先生が個別に丁寧に指導されている印象も受けませんでした。
特に不満だったのが、娘にやる気があっても先生が早く切り上げるように促すこと。
隔週でしか教室がないのだから、教室でのお稽古日に思う存分練習してきて欲しいと親としては思いますし、娘も「今月は昇級したい!」と意気込んで行くことも多々あります。
それなのに、教室の広さの都合なのか、ある程度書いたら娘が納得していようがいまいが帰るように促され、もう少しやりたいと思ってもなかなかやれないようなのです。
子どもがもっとやりたいと思っているのを応援するならともかく、早く切り上げるように促すというのが何とも言えず違和感で
やっぱり教室を変えた方がいいのかなと悩んでいたときに見つけたのが、自宅の最寄り駅近くの教室。
見た目かなりぼろっちい民家だったので、まだやっているのかどうか分からず電話をかけるのをかなりためらったのですが、いざ電話してみると「まだやっていますよ、一度体験に来てください」とのことだったので、コロナの臨時休校に入る直前に体験に行ってきました。
こちらの教室では、新規入室者はいきなり毛筆ではなく、まずは誰でもひらがなを、それも一字ずつ練習するとのこと。
一字一字が上手に書けるまで、一字につき何ページでも練習し、それができてはじめて毛筆や硬筆に入るのだそうです。
教室には今までの倍の月4回通う必要がありますが、それでもお月謝は以前の教室と変わらず。
何よりも人数が全体で10人前後しかいないので、一人一人を丁寧に見てくださる安心感があります。
娘に聞くと、本人もこちらの方が上手くなれそうだからいいとかなり乗り気でしたので、4月からは次女とともにこちらの教室に通うことにしました(3月は臨時休校を受けてこちらの教室もお休み)。
二人の字がこれからどういう風に変わっていくか、今から楽しみです。