今日もいつもの食品工場でした。


いつも通りコロッケ切ってたら、カット場のお姉さんから


『計量器の電池がきれちゃったから替えて欲しい。』


とのご要望が


『姉さん、それは工業高校出身の僕に言っているのですか?』


と、実際に声には出さなかったけど、二つ返事で引き受けました。




『その蓋のところ上か下か…したら開くから、単三電池入れ替えてね。』


と、言われたので、


『姉さん、それは工業高校出身の僕に言っているのですか?』

と、実際に声には出さなかったけど、電池を交換することに。




科学的な根拠のもとに設計されている計量器、ふむふむ、なかなかどーして蓋が開かない。


コイツもしかして機械音痴じゃねって悟られる前になんとかせねば。




工業高校出身の僕だが、ここはひとつ非科学的な力に頼ることに…


ふん!!


『ガポッ』


非科学的な力ずくで蓋が開きました!!




結局のところ、TVだって叩けば直るし、ファミコンだって息を吹けば直るんですよ!!


ただ、悲しいかな、蓋がパカパカするんです。


心なしか、蓋がパカパカするんです。




非科学的な力が、科学的な力を超えた今夜、食品工場の計量器は蓋がパカパカするするようになりました。


今日も冷えそうですね。