妄想的な記事はここらでやめといて,真相はこうです。

 

明洞で買い物をし,荷物を多く抱えた香港人の女性4人がタクシーに乗りたくても乗車拒否に遭い,路頭に迷っていたのです。

 

香港人だから相手をしたけど,中国本土人なら無視してました。

 

ソウルのタクシーは23時を過ぎたら乗れないものと思ってください。空車が来た!と思って手を挙げた途端「予約」に変わります。

 

近場のホテルまでしか乗ってくれない観光客よりも,もっと稼げる韓国人の酔客を乗せたいんでしょうね。昼間はどんな人でも乗せてくれるのに。その精神構造が許せん。タクシーの運転手であるという社会的な使命より,俺が俺が!という考え方。とにかく儲けたい一心。

 

ま,それはおいといて,ホテルの位置が簡単に記された名刺大のカードを見せられ,

 

「ここに戻りたいのだがどう行けばよい?」

 

という感じでした。説明を試みたけど面倒くさいので

 

「Come On !  Follow me」

 

と一緒に歩くことにした。

 

「どれぐらい歩く?」

 

「about 15 minutes」

 

と適当に答えたが,本当に15分ほど歩いたところで前方にホテルが見えてきた。超高級ホテルなのでその威容は遠くからでも十分見える。4人は安堵と感動と喜びできゃあきゃあうるさい。

 

これで自分の役目は終わりとばかりに踵を返そうとすると

 

「あそのこのカフェでコーヒーでもいかがですか? お礼におごります」

 

みたいなことを言われたので,お言葉に甘えることに。彼女らは会社の旅行で来ているとのこと。

 

彼女らは何度も「You are very Nice!!!」と感謝してくれました。あと,あなたの英語は日本人と違ってかなり上手ですと褒められもした。俺,日本人ですけど・・・。ちなみにこの4人,英語はかなり堪能でしたね。

 

 

「じゃあね! バイバ~~イ!」と日本語でお別れを告げると

 

全員が元気に「バイバ~~イ!」と手を振って見送ってくれました。

 

他人に親切してあげるとその喜びや感謝で自分も嬉しくなりますね。

 

ま,自分の泊っているホテルとは逆方向に歩いたので,結局30分ぐらい歩きましたけども。