⒈
ジョーディー・グリープ
⑴
black midi 解散
青天の霹靂とは正にこのこと。
まさかのニュースにショックを受け、大きな喪失感に見舞われました。
ここ二年間、最も好んで聴いていたグループで、
傑作アルバム『Hellfire』の次を待ち望む日々でしたから。
若くして突出した演奏力・表現力があり、音楽への造詣も深い。
そんな規格外のグループがスタジオアルバム僅か3枚で終わるとは…
最新アルバム『Hellfire』の発売後にブラック・ミディを聴き始めたもので、
新アルバムの発売日をリアルタイムで体験したかったです。
⑵
ですが、グループの中心人物であったグリープのソロデビュー曲を聴き、
期待感が喪失感を綺麗に上塗りしていきました。
↑ブラック・ミディのセッションメンバー、セス・エヴァンスの登場(3:33〜)にほっこり
ブラック・ミディ同様、一筋縄ではいかない展開で其処彼処に遊びがあり、
聴き返すたびに発見があります
ただ、音楽のベクトルはブラック・ミディとはかなり異なり、
軽快なラテンリズムで明るめ、歌志向でしょうか。
後半に限ればトーキング・ヘッズ風?
ブラック・ミディの楽曲の単純な延長線上とは言えない音楽性から、
『プロ活動で音楽の幅が広がり、未来の選択肢が増えた結果としてのグループ解散』
と前向きに捉えました。
⑶
グリープは自身の今後をジャズピアニストのキース・ジャレットに例えていて、
その時々で様々なミュージシャンとコラボしていきたいのだとか。
彼のなかではブラック・ミディで大きくなることがプロ活動のゴールではなくて、
音楽表現のスタート地点だったのですね。
今後どのような景色を見せてくれるのか、楽しみです。
先ずは10月のアルバム発売と来年2月の来日公演ですね。
↑10月になり、アルバムをゲット。
ジャケットで損するタイプ?
⒉
松浦景子さん
⑴
ソロ活動を始めたジョーディー・グリープに抱く思いは
大きく羽ばたきつつある松浦景子さんへの思いと似ているかもしれません。
⑵
間寛平GMの以前の発言と全く同じ考えで、
「吉本新喜劇座員たるもの、関西での新喜劇活動に生涯を捧げるべし」
なんて必要はないと思っています。
一時期でも彩り豊かにしてくれれば十分で(←勿論、新喜劇活動中は全力全開で)、
吉本新喜劇での活動を経て別の世界で更なる活躍を見せる人、
別の世界から吉本新喜劇に来て大活躍する人、
色々な人がいる方が面白いし、吉本新喜劇もより輝くのではないかな、と。
あくまでも、いち吉本新喜劇ファンの考えです。
⑶
炎天下の西梅田劇場入り口で客の出迎えをする小柄な若手座員であった松浦さんが
今後どれほど遠い世界に行き、どれほど違う景色を見せてくれるのか、
吉本新喜劇ファンとして期待しています。