Moby - Run On

 

先日、ハロルド・ロイドのスタント集を観ました。

 

CGやワイヤーを駆使して作られる人間離れした現代アクションよりも

ロイドのような生身の地味なスタントに手に汗握るのは私だけでしょうか?


アクションがフィクションに見えた瞬間、映画自体も興が削がれてしまいます。

人間がギリギリ可能なくらいの、重力を感じるアクションがベストなのでしょうね。

 

でも、味にインパクトを持たせようとして塩を入れ過ぎて美味しくなくなるように、

CG技術が手元にあるとついつい使いたくなるのでしょうか?

 

動画で使われていたBGMがまた良くて。

 

 

発表時から知っている楽曲なんです。

アルバムも当時から所持していて、何度となく聴きました。

ただ、久々に聴くと当時の何倍も魅力的に感じました。

 

あれから沢山音楽を聴いてストライクゾーンが広がっていることに少し感動。

(今ならタンジェリン・ドリームの良さも分かるのかな?)

 

分からなかったものが分かるようになる、

ストライクゾーンの広がり全娯楽の醍醐味ですよね。

 

『Run On』収録のアルバム『Play』は超の付く名盤ですので、

是非、丸ごと聴いてみてほしいです。

 

 



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リアム・ギャラガー / サマーソニック2023 (一ヶ月限定動画公開)

 

今年の私的ハイライト。

 

幸せ一杯の客席を観てください。

観客の表情がただただ素晴らしいです。いやもう美しい

 

 

皆、お涙頂戴な人生応援歌や悲しい曲で泣いているわけじゃなくて、

名曲素晴らしいバンドメンバーが演奏し、リアムが歌っているだけなんです。

リアムのオーラ超絶パフォーマンスに圧倒されて号泣しているんですよね。

スポーツの名試合や絶景を前に涙する感覚に似ていると思います。

 

ちなみに、映像はライブ最終曲ですけれど、

4曲目辺りから客席のあちこちで涙する姿が見られました。

 

タンバリンを口に咥えて佇むだけで絵になる、

タオルを無造作に首に掛けていても絵になるのがリアムで、

1時間汗を吸い続けたタオルを客席に投げ入れるのもリアムらしいです。笑

 

リアムの可愛さも不思議さも格好良さもよく分かる映像ですね。

 

メイクし、着飾り、練習通りに振る舞い…そんな武装に武装を重ねた姿より、

自然体のリアムの方が遥かに格好良いです、私は。

すっ転んで「やっちまったぜ…。まあ、こんな日もあるわな」がリアムです。

 

動画公開は一ヶ月限定とのこと。

素晴らしいライブ映像を少しでも多くの人に観ていただきたいです

 

リアムファンが増えれば嬉しいなあ。

 

 


 

ダビング仙人・ヘッドライト町田さん

 

 

最近気になる芸人さん。

部分的に親しみを覚える、が正しいでしょうか。

 

私も関心を持ったことについては網羅したい欲求があり、

音楽データをひたすら集めていた時期がありました。

8TB・HDDを何台か音楽データ用に充てていて、それらの予備も幾つかある状況で。

 

一日に100枚以上CDレンタルした際は、

PC複数台でのデータ取り込み作業で吐きそうになりました。

その時期は作業で手一杯で肝心の曲を聴く時間はありませんでした

本末転倒や〜。

 

安室奈美恵さんのサブスク終了で物理媒体が見直されていますね。

 

軽く触れるにはサブスクは素晴らしいのですが恒久的視聴は保証されておらず、

作品の生殺与奪権を他人に握られないためにも

大切な作品はパッケージやデータで残しておきたいと改めて感じる出来事でした。


(作品の恒久的視聴に関連した話では、

映像作品・電子書籍・ゲーム等のDL版も購入者に所有権は無いと知り驚愕しました。

コンテンツを削除しアクセス不可とする権利が配信プラットフォーム側にあり、

実態は期限未定のレンタル権に過ぎないのだそうです。

恒久的アクセスを求めるなら物理媒体での購入が望ましいわけですね、現状では。

物理媒体は物理媒体で経年劣化と空間的コストの問題がありますけれど)

 

でも、作品に接して感じたことだけ血肉にして、

作品の所有には執着しない方が人生においては健全なのかもしれませんね。

 

…などと考えながら帰宅するとTSUTAYAディスカスの定額レンタルが届いていて、

今日もまたCDの取り込み作業をしてしまうのです。

 

これは最早アイデンティティになっているのか、

それとも単なるコンコルド効果なのでしょうか?