吉田裕さん・アキさんへの期待
⑴
出来上がる新喜劇はまるで違うものの、共通点も多い、お二人。
・誰とでも共演できる
・人を傷付けない笑いを意識している
・新しい新喜劇を意識している
共通点として以上の3点が挙げられるかと思います。
⑵
誰とでも共演できる ⇒ 吉本新喜劇の潤滑油としての期待
吉田裕さんは誰と共演しても自然に合わせられる座員さん
アキさんは、アキさん自身が他に合わせられるタイプかどうかはさておき、
主催イベントではかなり柔軟に幅広くキャスティングされる印象です。
お二人が吉本新喜劇の中和剤となり、
百名超の座員さんたちが積極的に交わることを期待しています。
⑶
人を傷付けない笑い
吉田裕さんの新喜劇は身体的笑いの比率が明らかに低いですね。
毎回、相当慎重に台本を練られているように感じます。
「Yes,and」精神のアキさんは身体的笑いの際も表現が柔らかい印象です。
吉本新喜劇は身体的特徴を武器にした座員さんも多く、
身体的笑いは座員さんの個性を活かすための笑いであり、
私自身はあくまで劇の中のことと現実社会とは切り離して楽しんでいます。
ただ、
お二人については掲げた笑いを突き詰めてほしいです。
⑷
新しい新喜劇
新喜劇の内容からも発言からも新しいものを意識されている、お二人。
吉田裕さんは既存新喜劇の延長線上の新機軸、
アキさんは既存新喜劇とは全く異なる新機軸、
を考えている印象です。
いちファンの私には「吉本新喜劇の作風はこうあるべき」考えはありません。
逆に「こうあるべき」
吉本新喜劇座員さんが演じて、魅力的な物語・登場人物・
それで吉本新喜劇でいいんじゃないかな、と。
吉本新喜劇の伝統・常識・定石にとらわれることなく、
お二人の思うがままに作っていただきたいです。