2022/08/21
【寛平GM杯ネタバトル 8月】
[はじめに]
ネタバトル公演については
空気感の変化などを一連の物語として順々にレポートしたかったので
6・7月公演は表情付けが未済で、完成にもう少し時間がかかりそうですので、
先に8月公演からレポートいたします。
今月はお笑い公演として真っ当で、楽しく感じました。
[概要]
⒈
若手座員さんの魅力を掘り起こし、若手座員さんに笑わせてもらう、
正攻法で若手座員さんに光を当てることを目的とした、セカンドシアター。
その目玉イベント『ネタバトル』は、2分間のネタ勝負。
審査員と観客全員の投票で順位付けし、一位はポイントを入手。
毎月開催し、来年3月のチャンピオン大会で総合王者を決定。
新喜劇アワードで表彰するそうです。(詳細不明)
と言っても、賞レースのようなヒリヒリした空気感は皆無でして、
あくまで、いちお笑い公演の印象ですね。
⒉
公演時間
オープニング…10分
ネタバトル…60分(審査員トークを含む)
投票時間…数分
結果発表&寸評…15分
計90分
[出演]
(敬称略、順不同)
・前半ブロック
RAIZINぐバスケ (新井崇史・祐代朗功)
重谷ほたる
小林ゆう
お疲れso much (大塚澪・曽麻綾)
人間ごっこらぼ (佐藤太一郎・小西武蔵・けんたくん)
吉岡友見
松浦景子
清ちゃん・音ちゃん (清水啓之・音羽一憲)
岩崎タツキ
ベターズ (森田展義・佐藤武志)
・後半ブロック
漫才せんのかおもたら、すんのかい (奧重敦史・吉田裕)
住吉大和
大塚澪
なんでもいいよ!! (筒井亜由貴・小林ゆう)
高橋靖子親衛隊 (信濃岳夫・諸見里大介・多和田上人)
谷川友梨
スケ樹ヨ (祐代朗功・岩崎タツキ)
ジュブナイルサーカス団 (鮫島幸恵・小西武蔵・けんたくん)
花月高校野球部 (おやどまり・清水啓之・前田まみ・高関優)
・MC
浅越ゴエ (ザ・プラン9)
・ゲスト審査員
間寛平
矢野勝也 (矢野・兵動)
お〜い!久馬 (ザ・プラン9)
[その他画像]
[オープニング]
⒈
MC 浅越ゴエさん
6月公演では審査員を務め、
今月はMCとして登場。
ゴエ「どーもー!」
客席から大きな拍手が起こる。
ゴエ「盛り上がってまいりましょうよ!」
半ば自由席と化したE~H列中央エリアに点在する一部観客の拍手が
まるで加工を重ねたTV放送版新喜劇の抑揚無き拍手のようで、
普段の劇場ではあり得ないほど常時異常に大きな拍手音で、
場面に応じた強弱・感情の起伏が見られない点で非常にプロっぽく感じる。
拍手に違和感を抱き、音の出る方向を振り向く観客の姿も多く目に付く。
その不自然さに、客席の盛り上げ面で苦慮する主催者が仕掛けてきたことが伝わる。
はっきり言えば、普段劇場で見かける社員さんの顔が点在していて、
昔ながらの泥臭い手法(=サクラ)で盛り上げにきた様子。
ともかく、この日の観客数に比例しないボリュームの拍手が実現する。
⒉
ゲスト審査員
⑴
間寛平さん、矢野勝也さん(矢野・兵動)、お〜い!久馬さん(
矢野「拍手だけ聞いたら満席!(苦笑)」
矢野さんも拍手の不自然さを一瞬で感じ取った様子。
ゴエ「一組目の拍手も大事ですからね」
矢野「確かに始めが肝心やね」
⑵
矢野「僕お祭りが大好きなんです。でも、自粛自粛で」
矢野「今日はお祭りだと思って楽しみます」
ゴエさんが観客に対し、
ゴエ「ネタ中は普通に楽しんでいただいて、」
ゴエ「後で印象に残ったものを投票していただければと思います」
要は6月公演で寛平さんが観客に求めた、『しっかり観ないでください』。
ゲスト審査員との何気ない会話を通じて、主催者の意向が観客に伝えられる。
⒊
矢野・兵動 矢野勝也さん
⑴
ゴエ「個人的には兵動さんに来てほしかったです()」
矢野「なんでや!(苦笑)」
ゴエさんはボケもツッコミも終始にこやか・口調も穏やかで、飄々とした印象。
矢野「兵動は今日漫談のイベントで、一人で2,700人満席にしてます」
ゴエ「なぜか矢野さんがいる方がお客さんが減るという()」
ゴエ「何か減らす効果があるんでしょうか?」
⑵
寛平さんが矢野さんに尋ねる。
寛平「パイセンって、何なん?(=どういう意味?)」
矢野「身も蓋もないですけど、『先輩』の逆です」
矢野「『おっぱい専門』とか、淫靡な感じも出してる」
矢野さんの言葉に皆が驚く。
寛平「ほんま?(苦笑)」
矢野「いや、人によってはそういう取り方もできるように。(
矢野「でも、最近、そのパイセンが行き過ぎてて」
矢野「末成映薫さんが兵動に『パイセン、おはよう』って」
矢野「(末成さん、)大パイセンや!(苦笑)」
⒋
ザ・プラン9 お〜い!久馬さん
⑴
矢野「ちゃんとした審査員」
⑵
久馬「僕、新喜劇NEXTが好きで」
久馬「今日はそのスターたちが登場するから、凄いテンション上がってます」
ゴエ「まだスターと呼ぶほどではないです」
久馬「裏にTVの人がいっぱいおったから」
芸能人に憧れる少年のような言い方で笑いを取る、久馬さん。
⑶
久馬「『新しいカギ』の作家をしているので、いい人がいたら起用したいです」
客席から「おおー」と歓声が上がる。
⒌
審査員席への移動
ゴエ「審査の方、よろしくお願いします」
寛平さん、矢野さん、久馬さんが客席I列に移動する。
ゴエさんが観客に対し、
ゴエ「
その2に続く