[ネタ披露のルール]

 

・持ち時間は基本2分間

・2分15秒経過で警告音

・2分30秒経過で爆弾音がし、舞台が赤照明に切り替わり、強制終了

・強制終了組も失格にはならず、審査対象

 

 


 

[ネタ順]

 

 

前半ブロック:〜ベターズ

後半ブロック:〜花月高校野球部

 

 


 

[前半ブロック]

 

RAIZINぐバスケ (新井崇史さん・祐代朗功さん)

漫才『加湿器で水分補給する男』

 

ネタ

 

いつも通り下手側の祐代さんがボケ役、上手側の新井さんがツッコミ役。

 

祐代さんが加湿器の蒸気口で水分補給する話に新井さんが突っ込む話。

イエスシアターの空調音がしっかり聞こえました。

 

審査員寸評

前半10組が終わり、寛平さんの一言目が

寛平「今日はレベルが高いニコニコ

寛平「ちゃんと物語ができてる」

寛平「ほぼ90点以上ニコニコ、2組目から」笑い泣き

ゴエ「2組目から?(苦笑)」

寛平「最初だけ50点以下。一組目だけおかしな点数になりましたタラー」 笑い泣き

 

寛平「一組だけね、苦しかったタラー」 笑い泣き

寛平「ドン引きさせて帰っていったから」 笑い泣き

 

矢野「RAIZINぐバスケは出ていなかったことにしましたタラー」 笑い泣き

矢野「(記憶から)消しました」

ゴエ「出ていましたニコニコ。(苦笑)」

 

矢野「僕、漫才やってて、やっぱり漫才が好きなんですよ」

矢野「RAIZINぐバスケは漫才をバカにしてる。(苦笑)」 笑い泣き

 

ゴエ「ボケ、ツッコミ、どちらに一言言いたいですか?」

矢野さんが少し考え、

矢野「祐代君はこの世にいないタラー

と、この時点では祐代さんに問題があるとする、矢野さん。

この時点では。

 

矢野「オールザッツに出ていましたよね?」

ゴエ「オーディションに受かったらしいです」

矢野「誰がオーディションしたんや!(苦笑)」 笑い泣き

 

矢野「漫才は難しいですよ。改めて思いました」

 

久馬「ライジング感が無かった」

久馬「セッティング感」 笑い泣き

 

補足 

審査員寸評については、前半ブロック終了後、または全組終了後のものです。

審査員寸評の記述が無い組は大きく触れられていません。

 

感想

ネタ順


RAIZINぐバスケがブロック先頭で舞台に立つのは、5回出演でなんと3回目。

順位付けする以上、くじ引き等フェアな方法で無作為にネタ順を決定ではなく

やはり、主催者が盛り上がり全体のバランス考慮して決めている印象です。

つまり、お笑い公演です。

 

RAIZINぐバスケは、現状では漫才の内容は二の次で、

いじられ役としてネタバトル公演を別角度から盛り上げる存在ですね。

『審査員トークまで含めれば』、毎回最も盛り上がるユニットです。

 

ネタバトル公演の立派な顔ですので、

(しんどい部分もあると思いますが)毎月出演してほしいです。

 

 

重谷ほたるさん

モノマネ

 

ネタ

 

過去公演で披露されたモノマネのダイジェストに、新ネタを加えたもの。

 

いつも通りレオタード姿で現れ、

①緑の靴下を履き、両足を揃えてリフトアップ→大根

②赤の靴下を履き、両足を揃えてリフトアップ→業務用マヨネーズ

③茶色の全身タイツを着て、立て続けに

 ・ケバブ

 ・ポーズを変え→手羽先

 ・写真を顔に貼り→土偶

④TKO木下さんの顔真似

⑤トム・ブラウンみちおさんの顔真似

 

審査員寸評

 

寛平「ほたるちゃんは素晴らしかった」

寛平「(一組目が)すかした後やからね」 笑い泣き

 

久馬「トップバッターでよく頑張ってました」 笑い泣き

ゴエ「2番目ですニコニコ」 笑い泣き

 

重谷さんを褒めちぎっているというよりは、

RAIZINぐバスケを腐す笑いが主目的のトーク。

 

感想

 

茶色の全身タイツを着た際に立てモノマネを立て続けた箇所、

その軽快なテンポが好きです。

 

 

小林ゆうさん

コント『引越し準備』

 

ネタ

 

床には子どものものと思われる物が散らばっている。

 

ゆう「あんた、全然進んでないやないの、引越しの準備」

 

ゆう「なんや、その態度プンプン

ゆう「お母ちゃん、そんな子に育てた覚えはないわよ?プンプン

ゆう「持っていくものと要らないものに分けてプンプン

 

事前収録された子ども(風)の声で、

子供『取り敢えず、絶対持っていくものは』

子供『夢と希望ニコニコ

子供『あと、楽しむ気持ち』

子供『あと、前向きな気持ち』

子供『あと、素直な気持ち』


ゆう「大事や思うわニコニコ

等と我が子を褒めるように、子供の言葉に時折一言加える。

 

子供『意地悪な気持ちは要らない』

 

子供『信じる心は要るニコニコ

子供『思いやりの気持ちも要る』

我が子の言葉にゆうが涙する。

 

子供『くじけない心は要るニコニコ

子供『心配は要らない』

子供『後悔は要らない』

子供『悪口は要らない』

子供『陰口は要らない』

子供『臆病な気持ちは要らない』

子供が大人のように綺麗事を並べ、結局、引越し準備はしないため、

ゆうの涙の意味が変わってくる。

見ている方としても、子どもの発言が薄気味悪く感じてくる。

 

子供『感謝の気持ちは絶対要るニコニコ

ゆう「…」

ゆう「あんた、全然整理できてないよ!(イライラ)アセアセ

 

子供『お母さん。大事なのは見た目じゃなくて中味ニコニコ

子供『できてるよ。気持ちの整理ニコニコ

 

口だけ達者で一向に片付けしない子どもに恐れを抱くように、

ゆう「お母ちゃん、そんな子に育てた覚えはないわよっ!!ガーンアセアセ

 

 

感想

 

最終的に感動させたいのか、

大人びて綺麗事ばかり言う口達者な子どもを薄気味悪く思わせたいのか、

意図を十分汲み取れませんでした。

 

個人的には後者と捉えました。

Radioheadの楽曲『Fitter Happier』を想起する薄気味悪さですね。

 

 

お疲れso much (大塚澪さん・曽麻綾さん)

漫才『貴族専用白雪姫の本』

 

大塚澪さんの貴族会話に曽麻さんがツッコミを入れるもの。

主には、貴族の住む超富裕層エリアだけで売られている

『貴族専用白雪姫の本』についての話でした。

 

感想

 

ネタバトル公演初の女性ユニット。

その意味では今回、最も有意義な組ではないでしょうか?

今回をキッカケにネタバトルのネタの幅がまた広がりそうです。

 

 

人間ごっこらぼ (佐藤太一郎さん・小西武蔵さん・けんたくんさん)

コント『異動』

 

ネタ

険しい表情の佐藤(さん)が大きなキャリーケースを引き、上手袖から登場。

 

少し遅れて、健太(けんたくんさん)が上手袖から追いかけてくる。

健太「料理長、待ってください!アセアセ

佐藤が立ち止まる。

 

健太「本当に行っちゃうんですか?ショボーンアセアセ

佐藤「ああプンプンニヤリ

 

上手袖から店長の小西(さん)が現れる。

小西「オープンの時間やニコニコ

 

(佐藤→←健太←←小西、の立ち位置で)

佐藤が健太に対し、

佐藤「健太。お前とはまた会えるさニヤリ

健太「転勤するって、どうして言ってくれなかったんですか!アセアセ

 

離れて二人の様子を見ていた小西が

小西「…タラー

小西「キッチンからホールに異動するだけやで?」 笑い泣き

小西「海外行く感じ出てるけど」 笑い泣き

小西の発言は終始脇台詞で、佐藤と健太には聞こえていない。

 

どうやら、佐藤と健太が話しているのはキッチンスペースで、

小西はバックヤード入り口で二人の様子を見ているよう。

 

健太が佐藤に対し、

健太「いつも料理長の背中を見てきたんです!アセアセ

佐藤「ありがとうニコニコ

佐藤「お前にはずっと言うてきたけど、夢は叶うからなニヤリ

 

小西「キッチンからホールに異動って、ほぼクビです!タラー」 笑い泣き

 

健太が佐藤に対し、

健太「俺、頑張って料理長の味に追い付きます!アセアセ

健太「その時は食べてください!アセアセ

佐藤「ああ、楽しみにしてるニヤリ

 

小西「ここチェーン店ですよ?キョロキョロ、牛丼の」 笑い泣き

小西「誰が作っても同じ味。(呆れ)」 笑い泣き

 

健太が佐藤に対し、

健太「手紙を書いてきました!」

健太が手紙を渡す。

健太「それと…っ!」

 

健太がバックヤードに向かおうとして、小西と顔を見合わせる。

健太は初めて小西の存在に気付き、

健太「あっ!、店長アセアセ

健太がバックヤードに消えた。

小西「気まずっ」 笑い泣き

 

健太が白い布を持って現れ、小西に対し、

健太「店長、ここ、持っていてください」

 

健太が布を広げると、それは横断幕で、大きく書かれている文字は

『夢は叶う』

 

小西「…タラー」 笑い泣き

 

健太が佐藤に対し、

健太「向こうに着いたら、手紙を読んでくださいねニコニコ

佐藤「分かったニコニコ

 

小西の発言はまた脇台詞になり、健太と佐藤には聞こえなくなる。

小西「キッチンでやるもんちゃう。(呆れ)」 笑い泣き

小西「外に行く人にやるもん」

小西「ちょっと移動するだけタラー」 笑い泣き

 

佐藤「手紙、向こうに着いたら、すぐ読むからなニヤリ

佐藤「じゃあなニヤリ

 

佐藤が一歩だけ下手側に進み、足を止める。

小西「はい、着いたー右下矢印」 笑い泣き笑い泣き

絶妙なタイミングで呆れと冷めを含んだツッコミをして、終了。

 

感想

 

「キッチンからホール担当に変わるだけ」という答えが早々に示され、

どこをゴールにするか着目して観ていました。

 

 

その3に続く