※
長編になり、『その1』に辿り着くには一手間掛かる状態ですので、
以下にリンクを貼らせていただきます。
『その12』から今ページに来られた方は
今ページ下の『カーテンコール』へとお進みください。
[カーテンコール]
⒈
千葉公平さんの挨拶
⑴
すっちーさんが原因でお酒を飲むはめになり、酔いが回った真っ赤な顔で
千葉「ありがとうございました!」
⑵
紅しょうがのお二人は次の仕事があり、最初だけ顔を見せて退場。
また、津田さんは東京の仕事で新幹線に乗るため、
烏川さんが千葉さんに対し、
烏川「あの場面のために呼ぶな」
⑶
千葉「まさか、舞台でお酒を飲むことになるとは…」
⒉
梨泰院クラス&六本木クラス
すち「お客さんはドラマはどれくらい観てるんですかね?」
千葉さんが観客に挙手を求めると、
梨泰院クラスは8割以上、
確かに普段の吉本新喜劇とは客層がかなり違って見え、
全体としては、梨泰院クラスのファンがパロディと知って訪れた印象。
千葉「『道頓堀クラス、満足だったよー!』って人」
沢山の観客が挙手する。
酒井「嬉しいー!」
⒊
多和田上人さん
目上の人とお酒を呑む時の作法ネタはアドリブのようで、
多和「やったら、あんな空気になるとは…(苦笑)」
すち「多和田君、裏でスマホを見ながら何かしてたんですよ」
すち「聞いたら、『何かボケを放り込もうと思って』」
千葉「わざわざ調べてやってくれたの、嬉しいです」
⒋
吉田裕さん
⑴
千葉「(回し役の)裕君に助けられました!」
観客の拍手が起こる
⑵
吉田「藍ちゃんが途中から可愛く見えた」
吉田「ミソがイソに見えてきた」
酒井「ごめんなさい 私、好きな人がいるんで」
吉田「告白してない!(苦笑)」
⑶
ヤクザに刺される場面でのオーバーな演技について
酒井「刺されるシーンの演技、めっちゃ嫌」
吉田「どうするか悩んだんや。(苦笑)」
千葉「稽古では普通なのに、本番は長渕(の『トンボ』での演技)って…」
太田「刺して抜こうと思ったら、抜けんように押さえてきた。(苦笑)」
吉田「刺さってないのが客席から見えたら冷めるから、腕で隠したんや」
ここで、松浦真也さんが落ち着いた口調で吉田さんをフォロー。
松浦「
吉田さんが頷く。
吉田さんが考えに考えて演技していることが分かるトーク部分。
すっちーさんから「悪目立ちしている」と酷評された場面でしたが、
私はお笑いとして好きな場面になりました。
⑷
烏川「裕が一番だめ」
烏川「(説教する)二人のシーンで何も言わへん」
①
(吉田)『次は頑張ります!』
(烏川)『その台詞は聞き飽きた!』
の台本で、
烏川「何も(=『次は頑張ります!』を)言えへん」
烏川「もっぺん聞いたら、下向いて、こないし出して(=頭を小さく横に振る)」
吉田「…(苦笑)」
②
(烏川)『分かってんのか!』
(吉田)『はい!』
の台本も、
烏川「『はい!』も言えない。(呆れ)」
吉田「烏川さんの迫力に圧倒されてしまって…(苦笑)」
③
千葉「裕君と読み合わせした時、『この場面は完璧やから』
⒌
松浦真也さん
話術では笑いを起こし、
ギターでは上手く決まらない場面もある、珍しい日。
千葉「お客さんに謝った方がいい」
(と、松浦さんにギターネタをするよう促す)
松浦さんが客席の方を向いてギターを弾き、
松浦「♪ご〜めんなさい!」
で頭を下げ、観客に頭頂部を見せる。
千葉「めっちゃハゲてる」
松浦さんが千葉さんに、
松浦「最後になんでこんなことせなあかんのや!」
すち「ハゲで食うてるんやから、ええやんか」
松浦「こっち(=ギター)や!」
松浦「ハゲで食うてるんはあっち!(=もりすけ)」
話術が冴える、松浦さん。
⒍
烏川耕一さん
烏川「ドラマを観ていないんで、これから観ようと思います」
千葉「観てない人が一番(演技の)完成度が高い」
⒎
下戸な千葉さん
⑴
すち「千葉君、顔真っ赤。(半笑)」
千葉「あんたのせいや!」
千葉「僕、お酒が弱いんです」
千葉「35歳になるまで一滴も飲めなくて」
すっちーさんが謝る気持ちも含ませた言い方で
すち「酒、弱かったんや。(苦笑)」
千葉「芸歴25年、舞台で初めて酔いました」
⑵
すち「昔は正月とか、舞台でお酒を飲むことはよくあったんですよ」
すち「苦情があったりして徐々に無くなっていった」
すち「でも、こういうんもええんちゃうかな」
千葉「昔が未来になるんです」
千葉さんの意味不明な発言に全員呆気に取られる。
全員「…?」
無事劇を終えた千葉さんは緊張の糸が切れたのか、かなり酔いが回っている様子で、
横に立つ烏川さんの肩に手を回し、一方的に肩を組み、
楽しそうに何か喋り始める。
烏川さんが千葉さんに
烏川「ちょっと静かにしよか。(苦笑)」
⒏
すっちーさん
ゲスト出演者目線で語る、すっちーさん。
すち「藍ちゃんが可愛かった」
すち「
客席から大きな拍手が起こる
⒐
締めの言葉
⑴
酔っぱらいの千葉さんが藍ちゃん(=酒井藍さん)に対し、
千葉「最後、やっちゃって(=締めの言葉、お願いします)」
酒井「いえ、千葉さんから」
藍ちゃんとどちらが締めるか話すうち、千葉さんが酔いで?目を瞑ってしまう。
酒井「もう寝ます?(苦笑)」
⑵
千葉さんが最後の力を振り絞り、観客に挨拶。
千葉「皆さんより先に気持ち良くなっちゃいました」
千葉「僕が皆さんに伝えたいのは」
両手を大きく広げ、
千葉「、アニョハセヨ!」
⑶
酔っぱらいの千葉さんでは締まらず、
結局、最後は藍ちゃんが締める。
酒井「権利関係で怒られなければ、
酒井「その時はまた観に来てくださると嬉しいです」
酒井「今日はありがとうございました!」
[雑感]
⒈
吉本新喜劇の主力によるハイレベルな公演
⑴
公演当日になっても詳細が明かされない、謎イベント。
始まってみれば、吉本新喜劇の主力が多数出演し、
ハイレベルな新喜劇イベントでした。
普段より演出が凝っている分、稽古時間も長かったと思われます。
明らかに力の入ったイベントをさらりと開催するのがかっこいいで
⑵
主力メンバーとゲストの出演・本格的演出で、チケット代は僅か2,
満員でも会場収入は75万円程度です。
採算度外視でしょうか?笑
この内容がこの値段でイエスシアターで開催されてしまうと、
2千円のセカンドシアター新喜劇は相当見劣りしてしまいます。
本来的にはNGKで開催すべき内容ではなかったでしょうか?
滅茶苦茶楽しかったですけれど。
⒉
物語
梨泰院クラスっぽい世界観の親子関係にあるうどん屋大将のもとで
梨泰院クラスに憧れる主人公が躍動する構造でした。
⒊
ドラマ未見でも楽しめる内容
⑴
私は梨泰院クラスも六本木クラスも未見でして、
なんとなくチケットを購入した際は、
はみ出し教師に扮した藍ちゃん・千葉さんが学校で若手座員を指導する
ゲームやトークのイベントを想像していました。
座長が出演する割にはチケット代も安価でしたので、緩いイベントかな?、と。
⑵
次第に梨泰院クラスのパロディ公演であることが見えてきて、
六本木クラス公式の『13分で追いつけるダイジェスト動画』と
さらば青春の光さんとシアター関町さんの『10分で観る梨泰院クラス』、
この二つの動画でドラマの世界観を軽く予習して公演に臨みました。
⑶
ドラマをしっかり観ていれば道頓堀クラスもより深く楽しめたので
未見でも十分楽しめました。
『この場面はドラマに似せていますよ』と
吉田裕さんがサインを出しながら突っ込みしてくださることも大きかったです。
⑷
道頓堀クラスから梨泰院クラス・六本木クラスに入るのもありですよね。
⒋
酔っぱらいの千葉さん
見る見るうちに赤くなる顔にヒヤヒヤしながらも、
観ていて楽しかったです。
公演が無事終わった今となっては、
千葉さんが泥酔して途中リタイアするカオスな世界線も見てみたかったです
その場合、誰が千葉さんの役を演じたでしょうか?
原因を作った、すっちーさん?
⒌
チャミスル
チャミスルを知る公演になりました。
これからチャミスルを見るたび、
道頓堀クラスを、酔いが回り楽しげな千葉さんの姿を思い出すことになりそうです。
最高でした!
2022/08/14
【道頓堀クラス】 完