花月うどん店の大将・裕

新人アルバイトのチバ・セロリ(こと千葉公平)

新人アルバイトのス・ミソ

3名。

 

恋敵プロレスアの宣戦布告に敵愾心を燃やす、ミソ。

酒井「腹立つ!えープンプン

酒井「絶対、この店を繁盛させる!」

 

酒井「私のインスタに宣伝を載せます!」

ミソがガラケーを取り出す。

吉田「ガラケーやないか! インスタできんやろ?」 笑い泣き

 

ミソは吉田に構わず、ガラケーをスマホのようにタップする。

途中、ガラケーの(客席から見て)左横の空中で指を動かす、ミソ口笛

吉田「何も無いとこ触ってるぞ!(苦笑)」 笑い泣き

 

吉田「そんな影響力あるの? フォロワー数は?」

ミソが手を開き、

酒井「ざっとこんなもんパーニヤリ

吉田「5万も?」

酒井「もっと」

吉田「50万!?」

酒井「もっと」

吉田「500万!?」

酒井「、5人です口笛

吉田「インフルエンサーちゃうやん!」 笑い泣き

 

裕がセロリに対し、

吉田「話、ちゃうやないか!」

千葉「インフルエンサーなんて言ってない。 インフルエンザって言った」 笑い泣き

吉田「ほんまー?」

千葉「あっ、大丈夫です。もう治ってますからニヤリ」 笑い泣き

 

ミソが立ち眩みして、

酒井「…ガーン、大丈夫ですタラー

吉田「しんどなってるやん」 笑い泣き

酒井「経口補水液はどこに…」

ミソのアドリブが始まった様子。

 

セロリがミソの額に手を当て、熱を測る。

ミソを心配する表情に変わり、

千葉「…大丈夫」

吉田「大丈夫じゃない感じ出てるやん!」 笑い泣き

 

ミソの携帯に着信がある。

酒井「さっそくDMが来た」

酒井「有名グルメライターの稲田さんから」

吉田「あの稲田さん!?」

酒井「食べにくるって」

 

ミソはフォロワー数こそ5人だが、世の中への影響力はある様子。

 

千葉「記事を書いてもらえたら、繁盛するかも!」

 

吉田「でも、貶されたら逆効果やから、失礼が無いようにな!」

セロリとミソが頷く。

 

グルメライターの稲田(紅しょうが 稲田美紀)がやってくる。

稲田「こんにちは。有名グルメライターの稲田美紀ですニコニコ

吉田「自分で有名言うた」 笑い泣き

稲田「あっ、失礼しました。有名美人グルメライターの稲田美紀です」

吉田「美人、付けた!」 笑い泣き

 

稲田「険がありましたかね」

稲田「美人です」 笑い泣き

吉田「グルメライター無くなってもうてるやん! 一番険ある」 笑い泣き

 

稲田がレジ前テーブル席下手側に座る。

 

稲田「おすすめは?」

千葉「ハンバーガーです口笛ヤンニョムチキンを挟んだハンバーガー」

稲田「…? うどん店よね?」

吉田「きつねうどんですアセアセ

裕が慌てて訂正する。

 

稲田「では、きつねうどんをひとつ」

吉田「すぐ作りますので」

裕が厨房に向かう。

 

千葉「ミソ、水を出してくれる?」

千葉「(失礼があったらと思うと)緊張して…アセアセ

ミソも緊張しているようで、

酒井「社長がやってよ!アセアセ 私、無理アセアセ

 

セロリがお盆にコップを載せるが、緊張でお盆を持つ手が震え、

コップをカタカタと揺らし、コップを落とす。

千葉「どうぞアセアセ

と、お盆をテーブルに置く、セロリ。

稲田「お盆ですやん!(苦笑)」 笑い泣き

 

今度はミソがお盆にコップを載せるが、緊張のあまり自分で飲んでしまう。

稲田「どういうこと!?(苦笑)」 笑い泣き

 

千葉「コップをいっぱい載せたら、ひとつくらいは辿り着くと思うんだアセアセ」 笑い泣き

お盆に複数のコップを載せるが、緊張でテーブルに辿り着く前に全部落とす。

稲田「何よ!(苦笑)」 笑い泣き

 

緩いアドリブが始まっているようで、裕も空気を読み厨房から出てこない。

 

ミソが下手端に立て掛けられたハンマーを手にし、

酒井「社長、餅つこ?口笛

ハンマーを杵に見立てる、ミソ。 笑い泣き

 

すると、セロリがレジからゴミ箱を持ってくる。

こちらは臼に見立てているよう。 笑い泣き

 

酒井「奈良県の速いやつ」

ミソとセロリで速めの餅つきを始める。

暫く続けた後、

酒井「あっ、オチ無いんです。(苦笑)タラー

稲田「あってよ!(苦笑)アセアセ」 笑い泣き

 

セロリがゴミ箱の中を稲田に見せ、

千葉「オチは無いけど、餅はありますニヤリ」 笑い泣き

 

稲田が(役柄上)苛立ち、貧乏揺すりしながら、厨房に向けて、

稲田「早くうどんを持ってきてよ!(苦笑)アセアセ

 

千葉「水、無くなっちゃいました」

セロリはコップにアルコールスプレーを吹きかけ続け、

そのコップをテーブルに置く。

千葉「水みたいなものですニヤリ」 笑い泣き

稲田「私を殺す気!?(苦笑)アセアセ」 笑い泣き

 

ミソが割り箸を両手に掴み、

両目からビームを出すように割り箸を突き出して見せる。

酒井「こんなことしたら!、わーっ!爆  笑アセアセ

セロリがミソの後ろで行動を真似る。

が、ミソの意味不明な行動を理解できなかったようで、

千葉「えっ、何?キョロキョロアセアセ」 笑い泣き

稲田「何も無いなら、やらなくていい!(苦笑)」 笑い泣き

 

稲田が苛立ちで貧乏揺すりしながら、厨房に向けて、

稲田「うどん持ってきて!(苦笑)アセアセ

 

ようやく、裕がきつねうどんをお盆に載せ持ってくる。

 

千葉「慎重にねアセアセ

千葉がゆっくり裕に近づき、サポートしようとする。

が、緊張でお盆を払い、うどんを稲田の頭に真っ逆様に被せてしまう。

稲田「わーっ!!アセアセ 何すんのよ!」

吉田「…!ガーンアセアセ

 

稲田が床に落ちたうどん鉢を掴み取る。

稲田「このうどんっ!」

稲田「、最高ーっ!!照れ」 笑い泣き

 

吉田「行けたでーっ!!爆  笑

稲田は良い記事を書いてくれそうだ。

 

 

暗転

 

 

その9に続く