テーマ変更。
新しいテーマは『松浦景子のここに気をつけろ』
⒎
清水けんじさん
清水さんがフリップ(=スケッチブック)には書いていない内容で、
清水「景子ちゃんが吉本坂の一期目に落ちた時の話なんですけど」
清水「インスタに『喜んでるんでしょ?、あなたは』って書いていて」
フースーヤさんが引き気味に話を聞く。
清水「『これ誰のことやねん?』って聞いたら、『誰でもないです』って」
清水「架空の相手に宛ててた」
清水「やばない!?」
松浦「私、敵が多いんで」
清水「多ないって! 自分でそう思い込んでるだけやねん」
話を聞いていたフースーヤさんが
フー「メンヘラですか?」
清水「そういうとこ、ある」
架空の相手に『喜んでるんでしょ?、あなたは』と宛てたことについて、
松浦「私から先に言っといて、(誰か)言いたいことがあるならどうぞ、と」
松浦さんの考え方に付いていけず、首を傾げる清水さん。
松浦「私、嫌われてるから」
清水「嫌われてへんって! お客さんもこんなに来てくれてる」
松浦「…、ほんま?」
清水さんはメンヘラ気味な点が気になっている様子。
(岡田直子さんも『被害妄想』と記していて、似たような内容)
⒏
曽麻 綾さん
ここに気をつけろ『急に声が変わる』
⑴
曽麻「景子姉さんは地声が低いんです」
と、相手や状況によって七色の声を使い分ける、女性にありがちな話題に。
曽麻「楽屋で急に人の後ろに立って、例えば直子姉さんの」
(幼児のようなアニメ声で)
曽麻『私、可愛い?』
曽麻『私、可愛い?』
曽麻「直子姉さんが『可愛いよ』って返したら、」
曽麻『ほんま?』
(最後だけ低い地声で)
曽麻『ありがとう』
曽麻「ギャップが凄いんです」
曽麻「ギャップに惚れないように気をつけろ、って話です」
後輩とあって、題意と正面から向き合うことは避け、
当たり障りの無い内容を選んだ印象。
⑵
松浦「私の地声、マイクで拾えんくらい低い」
松浦「それに急に奇声を発したりもします」
曽麻「謎の行動が多いですよね」
岡田「急に『キャ!』とか言ったりする」
松浦「構ってほしいんやと思います」
⑶
話を聞いていたフースーヤさんがここで
フー「『私、可愛い?』は口避け女が言うやつです。(苦笑)」
松浦「自信がなくなるから。『私、大丈夫?』って考え始めたり」
松浦「だから、大丈夫か常に確認しているんです」
松浦「女性一人、自分との戦いなんです」
確かにネタバトル公演でも女性ユニットは過去一組も存在せず、ピン芸が目立ち、
吉本新喜劇の女性座員同士の距離感もなんとなく垣間見える。
松浦「明日無いんちゃうか思う時もある」
フー「大丈夫!?」
⒐
再び、清水けんじさん
ここに気をつけろ『注意しない』
清水「注意したらあかん」
清水「景子ちゃんが入って1~2年目の金の卵ライブの話なんですけど」
清水「僕は景子ちゃんたちを指導する立場で入って」
清水「バレエネタをやった時にパンツが見えていたんです」
清水「注意のつもりで『パンツ見えてるで』って言うたら、」
清水『(パンツの色は)ピンクですっ!』
清水「注意されるの嫌みたいで…」
話を聞いていたフースーヤさんが
フー「『バレエ衣装です』とか誤魔化したら済むのに」
清水「景子ちゃんは『ピンクですっ!』」
金の卵ライブで清水さんに対して喧嘩腰になった理由について、
松浦「入団前から吉本新喜劇はセクハラ集団って聞いていたんで…」
清水「俺はそんな意味で言うたんちゃうかったけど、」
清水「正直な話、そういう(セクハラ)男性座員もおる」
すると、未知さんが場を和ませようとしたか、
もりすけさんを白い目で見る。
もり「えっ!?、マジで(セクハラ座員と)ちゃいます!」
清水「(男性座員に)そういう目で見られんように言うたつもりやった」
清水「それ以来、景子ちゃんに注意するのはやめた」
少し寂しそうにも聞こえる。
清水「入って1~2年目で、まだそんな仲良くなかったよね?」
松浦「はい」
清水「それだけ(=先輩に言い返すくらい)、気の強さがあるってことです」
松浦「結局、優しくまとめていただいて…」
⒑
もりすけさん
ここに気をつけろ『褒めてくれる』
もり「出会って8年くらい、ずっと仲が良くて」
もり「景子ちゃん、よく褒めてくれるんです」
もり『もりすけさんはそのままでいてください』
もり『そのままで大丈夫です』
もり「景子ちゃんの言葉を信じた結果、未だにバイトしてる」
清水「それはお前の努力不足やろ」
松浦さんがもりすけさんのトークに呆れ、
松浦「帰ってもらっていいですか」
松浦「(観客の)バレエ少女が舌打ちしています」
もり「景子ちゃんは褒め方が下手くそなんです」
清水「なんで景子ちゃんが悪いみたいに言うんや。(呆れ)」
もり「…、悪いみたいですよ?」
話を聞いていたフースーヤさんがこのタイミングで、
フー「もりすけさんが話した10分ぶん400円、お客さんに返しましょ!」
松浦「ほんとですね」
もり「景子ちゃんっ!!」
絶妙なタイミングで『カカカカン!』とゴングが鳴り、トーク終了。
⒒
松浦さんがフースーヤさんに対し、
松浦「私のこと、分かっていただけましたか?」
フー「凄い才能があることが分かりました」
フー「あと、だいぶ心が不安定なことも分かりました」
フー「辛かったら、いつでも相談してください」
松浦「優しい 新喜劇にそんな人いないです」
松浦さんの言葉に新喜劇座員全員が身を乗り出し、
「えっ!?」と声を上げる。
清水さんがべた褒めし続けた未知さんをアピールしながら、松浦さんに対し、
清水「褒めてしかいない。(苦笑)」
松浦「(今の発言は)嘘です」
⒓
松浦さんが唐突に観客に対し、
松浦「私、可愛い?」
自分を客観視した冷めた言い方で、
松浦「40(歳)になっても言うてると思います」
[エンディング]
⒈
未知「どんどん頑張ってほしい」
未知「前だけ向いて進んでほしい」
未知さんの言葉に
松浦「まじで泣ける…」
この日がほぼ初対面のフースーヤさんが松浦さんに対し、
フー「同期で一緒に上を目指して頑張りましょう」
松浦「頑張ろな」
フー「距離の詰め方、下手くそ!(苦笑)」
⒉
東京公演について
松浦「内容を少し変えて、ゲストも変わります」
松浦「This is パンさん、スクールゾーンさん、たつろうさん、オラキオさん」
松浦「アフタートークイベントもあります」
松浦「
フー「単独に出ずにアフタートークだけ!?」
松浦「私、気になったら呼んじゃうんです」
⒊
6〜8月の予定
松浦「ミュージカルや舞台の仕事で一杯で、
松浦「色々観にきてくださると嬉しいです」
⒋
松浦「以上を持ちまして、単独公演を終わりたいと思います」
松浦「ありがとうございました」
[雑感]
・スターオーラ
・強烈な個性
・プロフェッショナル
・貪欲
・リアルブラックスワン
・可愛らしい見た目でラッピングされた狂気、凶器
⒈
ここ数年、吉本新喜劇外の活動が目立つ、松浦景子さん。
私が劇場で新喜劇の松浦さんをよく観ていたのは主に辻本座長時代で、
その後幅広く活躍されるようになり、現状を十分把握できていませんでした。
「大人気の松浦さんを支える今のファン層を知りたい」、
そんな好奇心から観覧しました。
結果として、スターオーラやネタの独創性・
私が知るセカンドシアターの初々しさとは全く違う空間を作り出していて。
プロフェッショナルが貪欲にプロっぽい公演をしていました。
まだ28歳ですよ?
そして、まあ毒気が強いですね。笑
綺麗な薔薇は遠くから眺めるくらいが丁度良い。改めてそう思いました。笑
⒉
打ち合わせなしのコンテンポラリーダンス
共演者が変わるだけで新たな笑いが生
ミルクボーイさんのおかん漫才にも似た発明かもしれません。
今回なら、運動神経抜群のもりすけさんと運動神経怪しめの?清水けんじさん、
三人で即興ダンスする姿を見たかったですね。
それは次回の楽しみにしましょうか。
⒊
松浦さんの突き抜けた個性は現状ですら吉本新喜劇の手に余るように見えて…
いずれは違うステージへと大きく羽ばたいていくのではないか。
そんな風に思いながら、様々なフィールドで活躍する様子を楽しく拝見しています。
2022/05/29
【松浦景子初単独ライブ くるみ割りすぎ人形 / 大阪公演】 完