[第二部:トーク]
⒈
⑴
明確に第一部・第二部と分かれているわけではなく、
フースーヤさんとのコンテンポラリーダンスから自然に移行。
※
注記
私がフースーヤさんに疎く、
加えて、ここからはマスクをされていたため、
観覧中、田中さん・谷口さんのどちらが喋っているか判別付きませんでした。
結果、フースーヤさんの発言としてしかインプットできておりませんので、
お二人の発言はコンビとしての発言とし、
発言は『フー』表記といたします。
⑵
松浦「今日はフースーヤさんに私のこと知ってほしいんです」
松浦「
松浦「フースーヤさん、こちら(=上手側)へ」
田中・谷口「…?」
二人が立ち位置を迷っていると、松浦さんが上手側を指差し、
松浦「お前ら、こっち」
フー「『お前ら』って! 仲悪なるで?(苦笑)」
⒉
吉本新喜劇メンバー登場
⑴
松浦「私のことをよく知る吉本新喜劇の方たちです」
下手袖から未知やすえさん・清水けんじさん・岡田直子さん、
もりすけさん・曽麻綾さんが全員私服姿で登場。
大きな拍手で迎えられる。
松浦「未知やすえ姉さん」
松浦「清水けんじさん」
一人ずつ丁寧に紹介する中、もりすけさんだけは
松浦「もりすけです」
もり「大先輩やぞ!」
もりすけさんは一転してにこやかな表情になり、
客席に対し『バレエ大好き!』のポーズで、
もり「パチンコ大好き!」
⑵
松浦「やすえ姉さんまで来てくださるとは…」
未知「… あっ、あっ……」
清水「?、どうしました?」
未知「……」
なかなか言葉が出てこない、未知さん。
清水「…?」
暫くの沈黙の後、未知さんが声を上擦らせ、
未知「緊張しております…」
清水「えっ?」
未知「あの…、新喜劇以外で喋ることがないから…!」
未知「家では相手が無口やからしゃべらんし」
清水「昼間に旦那さんとお会いしたんで、気まずい。(苦笑)」
未知「喋ってました?」
清水「ちゃんと喋ってました。(苦笑)」
体に染み付いた内場さんの話題でなんとか切り抜けたものの、
若い松浦さんが作り出すこの日のスターオーラや会場の空気感に圧倒され、
松浦さんを同じ芸人として畏怖しているようにも映る。
⒊
けっけ御殿
⑴
後方スクリーンに『けっけ御殿』と表示される。
さんま御殿風で、
中央の司会ブースで松浦さんが進行、
下手側に吉本新喜劇座員が座り松浦さんについてトーク、
上手側のフースーヤが話を聞き、松浦さんのことを知る、
という構図のよう。
⑵
スタッフさんが椅子の積まれた司会ブースを運んでくると、
未知さんが率先して椅子を下ろし並べようとする。
すると、清水さんがもりすけさんの頭を『バチンッ!』
清水「ハゲがやらんかいっ!」
漫才劇場には無い激しいノリに驚く、フースーヤさん。
清水「これ、新喜劇のノリです」
⑶
松浦さんがフースーヤさんに対し、
松浦「座ろか」
フー「初対面やのに、距離が急に近い!(苦笑)」
松浦「座れ」
フー「…(苦笑)」
フースーヤさんのファンとは思えないくらい雑に扱う、松浦さん。
一転して可愛いらしく、
松浦「
⒋
もりすけさん
⑴
トークスタート。
一つ目のテーマは『松浦景子の好きなところ』
新喜劇座員がテーマに沿って予め話す内容をスケッチブックに記し
(例えば、もりすけさんなら『自信が持てる』)
松浦さんがフースーヤさんに尋ねる。
松浦「誰から聞いてみたいですか?」
フースーヤさんが先程の松浦さんのノリで、
フー「じゃあ、もりすけから」
もり「先輩やぞ!、師匠クラスの!」
フースーヤさんはもりすけさんと極新喜劇で共演経験があるようで
もりすけさんのエピソードを話す。
フー「醤油を頭に掛けるふりして、『熱っ』って言ったことがありました」
清水「いつもそんなん。適当にやって、
松浦「もりすけさん、この世界に向いてないってことで」
もり「おいっ!」
⑵
松浦景子さんの好きなところは『自信が持てる』
もり「めだか師匠に褒められたら嬉しい」
もり「清水さんに褒められたら、嬉しさがちょっと下がる」
清水「腐してくんなあ」
もり「景子ちゃんは誰が褒めても同じくらい喜ぶんです」
もり「『見取り図が褒めてたよ』って伝えた時の喜び方と、」
もり「僕が褒めた時の喜び方が一緒」
もり「つまり、
清水「どういうこと?」
ここで、松浦さんがもりすけさんに呆れて話を止める。
松浦「すみません、(観客の)バレエ少女がキレてます」
松浦「誰の何を喋ってるか分からない」
松浦「今一人トイレ行きました」
清水さんが改めてもりすけさんに確認する。
清水「どういうこと?」
もり「景子ちゃんの喜ぶ顔が可愛いってことです」
清水さんがスケッチブックに記された『自信が持てる』を見て、
清水「話、変わってるやん」
清水「えっ?、これ(=自信が持てる)は誰目線?」
もり「僕目線」
松浦さんがもりすけさんに対し、
松浦「(観客に)謝ってください」
もりすけさんが前に出て観客に対し、
もり「本当に今日はご来場ありがとうございました!」
小さく拍手が起こる。
松浦「パラパラとした拍手」
⒌
岡田直子さん
松浦景子さんの好きなところは『才能』
⑴
岡田「才能の塊。バイタリティも凄い」
岡田「『細かすぎて』で優勝できたのも景子ちゃんのおかげ」
岡田「アドバイスをくれて」
松浦「『細かすぎて』はネタのリハーサルがあるんです」
松浦「その時の様子を見ていて、『優勝する』って思って伝えたんです」
清水「何で優勝することが分かるの?」
松浦「何でか分からないけど、当たっちゃうんです」
清水「何の能力!?」
松浦「私、先見の明があるみたいです」
謙虚そうな言い方で自画自賛するスタイルの松浦さん。
⑵
岡田さんが松浦さんに尋ねる。
岡田「私の結婚とか、どう?」
岡田「『そろそろ結婚します』って言ってくれていい」
岡田「当ててくれていい」
松浦「あの〜…、早くて10年後です」
岡田「しじゅうはち!? しじゅう!?」
清水「あの、40代はあかんみたいに言うけど、俺、今年で47や」
清水さんが松浦さんに尋ねる。
清水「俺(の結婚)はどう?」
松浦「真っ直ぐというか、几帳面というか、潔癖というか…」
松浦「前、清水さんの家に行った時、はしゃいで窓に指紋が付いた」
松浦「そしたら、『指紋付いてるやんけ!』」
神経質過ぎる性格についてダメ出しする、松浦さん。
清水「あれは小林ゆうちゃんが窓に手のひらを当てて摩擦で滑らせて開けたから」
清水「普通は窓の端っこ持つでしょ?」
清水「そんな開け方、嫌やない?」
松浦「本当の男はその場は可愛いと思って、後でこっそり拭くんです」
清水「いや、後輩として接してるんやから言うても良くない?」
松浦「…(呆れ)」
松浦「清水さんは結婚する気があればするんじゃないですかね」
呆れた様子で清水さんをあしらう、松浦さん。
恋愛対象ではなく、あくまで後輩座員として接している清水さんと、
後輩でも女性として扱うべきとする松浦さんの考えの違いが表れた場面。
⒍
未知やすえさん
松浦景子さんの好きなところは『気が強い』
⑴
未知「この世界で女性が生き残るには、気が強くないとダメなんです」
未知「セクハラもいっぱいあるし」
フー「えっ!?、吉本新喜劇ってセクハラあるんですか?」
フースーヤさんが漫才劇場とは違う世界に驚く。
岡田「あるある。岡田にすらあるんやから」
自分のことを岡田と呼ぶ、世間のイメージ通りの岡田さん。
⑵
未知「吉本新喜劇は男性社会なのよ」
未知「女性がネタを考えても、『あれ、どやねん!』怒ってやめさせる」
未知「前にけっけも同じことがあって、励ましたの」
未知「『堪えてたらウケるから。私は面白いと思うよ』って」
未知「そしたら、(けっけが)『分かってますっ!』」
未知「自信持ってやってる」
未知「こういう子がいないとダメ」
未知「もうちょっと(杭が)出てきたら打つけど」
未知「いい意味で強い。芯があって負けん気が強い」
未知「努力してる」
未知「見ていて気持ちがいい」
ベタ褒めに終始する、やすえさん。
やはり、松浦さんへの畏怖のようなものが僅かに感じられる。
⑶
話の流れでフースーヤさんが
フー「セカンドシアターで一人でイベントするって凄いことです」
松浦さんが謙虚そうに、
松浦「新喜劇でセカンドシアターを埋めたの、私が初めてなんです…()」
謙虚そうな口ぶりで自分をアピールする、気の強い松浦さん。
清水「しかも、即完やからね。東京の方が早よ売れたんやっけ?」
また謙虚そうに、
松浦「先行で100人漏れました…()」
謙虚そうな口ぶりで自分をアピールする、気の強い松浦さん。
松浦さんが客席上方を見て、謙虚そうに
松浦「会社の皆さん、宜しくお願いします…」
=大人気の私に相応しい活躍の場を用意せえや!
松浦「吉本新喜劇では埋もれてますんで()」
未知・清水「そんなことないって!」
その4に続く