[カーテンコール]

(レポート『その8及び9』で)

辻本茂雄さんと住吉大和さんのニコイチが盛り上がり、時間が押したため、

NGK公演と掛け持ちの信濃岳夫さん・諸見里大介さんは不参加。

 

公演担当者に代わりに佐藤太一郎さんが仕切り役を務め、

間寛平さん・辻本さん以外のメンバーが横並びになりトークスタート。

 

 

間寛平さん&辻本茂雄さん

 

太一郎さんに呼ばれ、

下手袖から間寛平さんと辻本茂雄さんが登場。

観客の大きな拍手拍手拍手に迎えられる。

 

拍手が鳴り止まないうちに辻本さんに何か話し掛ける、寛平さん。

すると、辻本さんが寛平さんの頭(=カツラ)を綺麗に叩き下ろす。

辻本「拍手が収まってから言えや!(苦笑)」 笑い泣き笑い泣き

寛平「…(半笑)アセアセ

 

佐藤「GMをしばくって、なかなか見られない。(半笑)」 笑い泣き

 

 

住吉大和さん

 

辻本さんがリードし、大盛り上がりとなったお二人の絡み。

今公演で一番印象に残った場面でした。

 

4月下旬の寛平さんへのインタビュー記事で

若手と絡む辻本さんの笑いの嗅覚について寛平さんがべた褒めしていましたが、

おそらく今回の住吉さん(や鮫島さん・横地さん)との絡みのことと思われます。

 

辻本「絡んでみて、どやったかな?ニコニコ

住吉「滅茶苦茶緊張しましたアセアセ

佐藤「そりゃそうでしょう!(苦笑)」 笑い泣き

 

住吉「手にメモしていたのはバレてないと思っていました」

と、辻本さんの優れた観察力が垣間見える発言。

 

辻本「何て書いてんの?ニコニコ

と、住吉さんの手を見る。

辻本「iPhone…?、ネタんとこちゃうんかい!(苦笑)」 笑い泣き

 

寛平「前日のアンケートで『住吉が良かった』って意見が多くて」

寛平「それに喜んで、スターになれる思うてる。(苦笑)」

 

辻本「いいと思いますニコニコ

辻本「そう思わんと、この世界やっていかれへんからねニコニコ

 

22歳

 

辻本「うちんとこも息子と娘がいるんやけど、(住吉は)娘よりも若い」

辻本「あの、うちの娘なんやけどね口笛、」

と辻本さんがボケに入ろうとした瞬間、音羽さんが

音羽「今する話ちゃうでしょ!ニヤリ

 

辻本「(突っ込むタイミングが)早い!タラー

寛平「早いねんタラー

レジェンド二人にタイミングをダメ出しされる、音羽さん。

 

辻本さんがこの際とばかりに音羽さんに対し、

辻本「太り過ぎや! 寝起きみたいな顔しやがって!ニヤリ」 笑い泣き

 

 

寛平さんと辻本さんの熱さ

 

寛平さんが真面目な口調で観客に対し、

寛平「若手座員の出演機会が無いんです」

寛平「機会を作ろうと、このセカンドシアターを立ち上げました」

 

すると、辻本さんが寛平さんの熱さに呼応するように座員に向けて、

辻本「寛平さんがチャンスをくれなかったら、自分は座長になられへんかった」

辻本「誰かにチャンスを与えられるんは当たり前やない

辻本「与えられた方は絶対に期待に応えなあかん

辻本「必死でやらなあかん」

 

お二人の熱い想いは座員さんのみならず、観客にまで響いたように思えました。

 

 

別回では住吉さんの場面がコンパクトに収まったため、

信濃さん・諸見里さんも参加されていました。

 

信濃さんが寛平さんに対し、

信濃「(今日の新喜劇は)いかがでしたか?爆  笑

寛平「『いかがでしたか』と聞かれても…」

寛平「決めるのはお客さんやから

信濃「…アセアセ

 

観客からすると非常に嬉しい言葉でした。

 

 

 


 

[雑感]

セカンドシアター新喜劇 ≒ 吉本新喜劇202◯

 

吉田裕さん&奥重敦史さん班までの計5班を各班観覧した限りでは、

劇場をイエスシアターに移した『吉本新喜劇202◯』、という印象です。

 

座長が複数名といった細かな違いはありますが、

『202◯』の若々しく初々しい空気感が好みだったファンには

特に相性の良い公演ではないでしょうか。

 

 

舞台セット

 

イエスシアター公演といえば、『黒幕の中に屋台一つ』のイメージがありましたが

今回は本格的なうどん店セットが組まれました。

 

セカンドシアターへの力の入れようが見て取れますよね。

 

 

公演担当者について

 

今回担当した信濃岳夫さん・諸見里大介さんはNGK公演との掛け持ちで、

カーテンコールに参加する僅かな時間も取れないほどでした。

(出演者では鮫島幸恵さんも同様でした)

 

つい最近までリーダー週を務めていたお二人は

若手座員というよりも、もはや中堅的存在ですよね。

 

興行と育成を両立する難しさは理解しつつ…

出演機会に恵まれない座員さんに光を当てるための劇場、折角ならば、

まだ光が当たり切っていない座員さんだけで作る新喜劇を見てみたいです。

 

6月頭までに開催された計5班を振り返ると、

観客からお金を取るプロフェッショナルな『お笑い公演』の観点では

新喜劇作りの経験豊富な信濃さん&諸見里さん班が完成度高めに感じます。

 

ただ、セカンドシアターの劇場コンセプトからすると

『佐藤太一郎企画』風の演出・芝居が光る佐藤太一郎さん&小西武蔵さん班や

岡田直子さんの趣味・願望が爆発した岡田さん&もじゃ吉田さん班等の方が

コンセプトに沿う担当者選出がされているのかな、と思います。

 

 

 

前日公演

↑前日は住吉大和さんの場面が予定時間内に終わったため、全員揃いました

 

 

 

2022/04/08〜10

【セカンドシアター新喜劇 こけら落とし公演 / 信濃さん・諸見里さん班】

『うどん屋の熱い一日』 完