うどん屋店主・岳夫

アルバイト・まりこ

TV局ディレクター・諸見里

カメラマン・横地

音声・松元

 

アーガイルヤクザ・辻本

辻本の子分・住吉

七名。

 

ヤクザの辻本が信濃たちを本気で恐喝する場面に。

 

テーブル席を蹴り飛ばし、物を散乱させ、

辻本「慰謝料100万、払わんかい!ムキー

辻本「店めちゃめちゃにするぞ!」

その裏で住吉が散乱したテーブル席を元に戻すはずが動きが遅く、

片付けが始まった段階で辻本が背後の住吉を見て、

辻本「何片付けとんねん!…タラーちゃんと片付けろや!(苦笑)」 笑い泣き笑い泣き

 

住吉がテーブル席を元に戻すのを待ってから、

辻本が住吉を玄関付近舞台前方に連れて行く。

辻本「なんで片付けてんのや」

住吉「アニキがいつも綺麗にしとけって言うからニコニコ

辻本「それは事務所の話や! 今は脅す時や」

辻本「もうちょっと心通じ合おうやニヤリ、…まだ、通じ合ってないけどなタラー」 笑い泣き

 

辻本「ヤマト、こいつらビビらせたれニヤリ

住吉「任せといてください」

辻本が信濃たちに対し、

辻本「こいつ(=住吉)が本気出したら痛い目に遭うぞ?ニヤリ

 

住吉が前に出て、辻本はレジ付近に下がり前で手を組み住吉を見守る。

 

住吉はヌンチャクを取り出し、

ブルース・リーのように…とまではいかないが器用に回し始める。

回しながら、信濃に対し、

住吉「早よ100万払え!、アンッガーンアセアセ

脇にヌンチャクが当たり、感じてしまった様子。

信濃「なに?(苦笑)」

住吉「敏感なんじゃ!」

 

辻本は腕を組み苦笑いしながら見ているが、この場面は住吉の好きにさせる様子。

 

住吉が何度も脇にヌンチャクを当て、「アンッガーンアセアセ」と声を出す。

信濃「『アンッ』が気になって話が入ってこない。(苦笑)」 笑い泣き

 

住吉「よっしゃ。声を出さずにヌンチャク回したろうやないか」

脇に当たる前にヌンチャクを止め、ほっとした表情をする、住吉。

全員「…タラー

 

このヌンチャク止めを何度か繰り返した後、

住吉が辻本のもとに行き、

住吉「アニキ、あいつらビビってますわニヤリ

辻本「ある意味、ワシもビビったぞ。(苦笑)」 笑い泣き笑い泣き

 

辻本「もうええ! 下がっとけ!」

と、辻本が住吉の脇付近を押すように下がらせる。

普通に下がる、住吉。

辻本「触ったら、『アンッ』言うんちゃうんか!(苦笑)」 笑い泣き笑い泣き

住吉「…アセアセ

 

辻本「さっさと100万払えや!ムキー

横地「僕らは当たってません!プンプン

松元「そっちが勝手に因縁つけてきてるんでしょ!プンプン

すると、諸見里が前に出て、

諸見「彼らはやっていないと言っていましゅ! 僕は彼らを信じましゅ!プンプン

諸見「帰ってくだしゃい!プンプン

横地「諸見里さん!おねがい

松元「ディレクターの鏡です!おねがい

 

辻本が『ディレクター』の言葉に反応し、また撮影機材を見て、

辻本「もしかして、お前らTV局の人間かニヤリ

辻本「ほな、一番上の人間と話させてもらおうか。プロデューサー出せ!ニヤリ

諸見「…!アセアセ

プロデューサーの話が出ると、諸見里の表情が一変する。

 

諸見里は佐藤から管理不十分でD失格の烙印を押されることを恐れ

横地と松元に対し、

諸見「さっさと払えや!えームキー」 笑い泣き

横地・松元「えっ!?」

横地・松元「やってません!アセアセ

諸見「100%やってないって言い切れるのかな?えー」 笑い泣き

自分の立場を死守することが全てで、

部下のことなどなんとも思っていない、諸見里。

 

(住吉・辻本→←諸見里・横地・松元←岳夫・まりこ、の立ち位置で)

幸恵が飲料缶の入ったビニール袋を持ち買い出しから戻ってくる。

幸恵「戻りましたニコニコ

幸恵が諸見里の辺りまで戻ってきて、非常事態であることに気付く。

幸恵「えっ?、何?」

信濃「実は…」

岳夫が幸恵に状況説明する。

 

すると、幸恵が辻本たちに近づき、

幸恵「スマホを見せてもらっていいですか?ニコニコ

住吉が幸恵にスマホの画面を見せる。

が、住吉は自分の方に画面を向けていて、幸恵が素の先輩座員気味に、

幸恵「逆…。見えないタラー」 笑い泣き

住吉が慌てて画面を幸恵に向ける。

 

幸恵が画面を見て、

幸恵「本当ですね!びっくり

幸恵「これは慰謝料も仕方ないですニコニコ

幸恵「でも、その前に専門店に修理しに行きませんか?ニコニコ

幸恵「これくらいならデータは大丈夫かもしれませんニコニコ

 

幸恵「いえ、疑っているわけじゃないんですよ?」

幸恵「最近、同じような手口で慰謝料を迫る詐欺が横行してるって聞いて」

幸恵「警察を呼んで、詐欺師じゃないと証明してもらいましょうか?ニヤリ

 

すると、辻本がセーラー服姿の幸恵に対し、

(他回と比較の上で)完全アドリブで

辻本「言うのう!、コスプレねえちゃんニヤリ」 笑い泣き笑い泣き

幸恵「えっ?(半笑)アセアセ

信濃「高校生です!(半笑)」

辻本「えっ?、コスプレねえちゃんやろ?ニヤリ」 笑い泣き笑い泣き

幸恵「高校生です。(苦笑)アセアセ

辻本「まあ、ええわニヤリ

 

辻本「スマホに入っていたSDカードが落ちた衝撃でどこか行きよったニヤリ

辻本「そこに大事なデータが入ってたんやニヤリ

すると、住吉が慌てて辻本に、

住吉「アニキ、iPhoneやからSDカードは入らないです!アセアセ」 笑い泣き

辻本「なんで言うねん!アセアセ

 

辻本「まあ、初対面やからしゃあないなタラー」 笑い泣き

辻本「この後、反省会やニヤリ」 笑い泣き

 

機転を利かせた幸恵の行動で住吉が墓穴を掘ったため、

横地たちから慰謝料を取ることを諦める、辻本。

警察に通報されないよう、穏便に済ませようとする。

辻本「ほな、帰りますわニコニコアセアセ

 

住吉の後を辻本が歩く形で二人が去っていく。

下手端で立ち上まり、歌い出す。

辻本「♪俺はワルニヤリ

住吉「♪俺もワルニヤリ

住吉が先に下手袖に去ろうとして、

辻本「どこ行くねん!びっくりアセアセ

と腕を引っ張り、客席から見て自分の前に立たせ、 笑い泣き

辻本「♪二人ワルニヤリ

で、客席から見て後ろの辻本が住吉の両肩に手を置きながら

辻本は上半身を左側に寄せ、住吉は上半身を右側に寄せ、

二人でY字のポーズを決めるニヤリキラキラ。 笑い泣き

 

レジェンドと新人同然の若手座員がニコイチで大きな盛り上がりを作り、

拍手喝采の中、去っていった。 爆  笑拍手拍手

 

 

詐欺師を撃退した幸恵に横地と松元が感謝し、尊敬の目を向ける。

その様子に苛立ちを隠せない、諸見里。

 

諸見里が意地悪そうに幸恵に対し、

諸見「ジューシュ(=ジュース)は?ニヤリ

幸恵「買ってきました!ニコニコ

幸恵がビニール袋からテーブルへと飲料缶を出しながら、

幸恵「横地さんのコーヒーニコニコ

幸恵「松元さんのコーラニコニコ

幸恵「諸見里さんの『ザ すだち』ニコニコ

 

すると、諸見里がもしもの場合に用意していた策を発動。

諸見「僕が飲みたかったのは、すだち微炭酸の方なんやけどニヤリ

幸恵「それも買ってきました!ニコニコ

幸恵がビニール袋から『すだち微炭酸』を2本取り出し、テーブルに置く。 笑い泣き

諸見「…!」

 

信濃「完璧や!びっくり

 

すると、諸見里が顔だけ客席の方を向いて、

諸見「やばぁいねー!!ガーン」 笑い泣き

 

信濃「(やばいん、)お前やないか!プンプン」 笑い泣き笑い泣き

 

 

暗転

 

 

その10に続く