[開演前]

間寛平GMによる劇場アナウンス


観覧時の注意事項等について、
吉本新喜劇GM ・間寛平さんが事前収録したものが流れる。


寛平『ほんとに皆さん、来ていただきまして、お礼のプ〜口笛

 

補足 

『お礼のプ~』はセカンドシアター立ち上げ以来数か月流れ続けていますが、

観覧した限りでは、一度も笑いが起きていません。苦笑


ただ、その状況が続くと逆に面白く感じてきますし、

「ああ、セカンドシアターに来た」と少しずつ愛着も湧いてきています。

変更せず、劇場の個性として続けてほしいです。



前説

横地眞平さんと松元政唯さんが登場。
横地「よこっちピーマンと申します!爆  笑
横地「横地眞平から改名しようと思っています」

松元「名前には由来があるんですよね?ウインク

横地「初日に寛平GMの楽屋にあいさつに行った際に色々聞かれまして」
横地「普段は岩手県のピーマン農家で働いていることを伝えたところ、」
横地「『(芸名を)よこっちピーマンにしろニコニコ』と言われました」


横地「これからは『よこっちピーマン』でお願いします!爆  笑


間寛平GM


生の寛平さんが幕前上手袖から登場。

寛平「どーもー!爆  笑
寛平「皆さん、ありがとうございます! よくぞ来てくださいました!照れ

寛平「このセカンドシアターは若手育成のためにできた劇場です」
寛平「皆さんで若手を育ててやってください」
寛平「そんなん言うてて、僕も育ってないんですけど。(苦笑)」 笑い泣き

寛平「この劇場からスター、そして新しい座長が生まれてほしいです」
寛平「皆さん、お願いしますよ!ウインク
観客から拍手が起こる拍手
寛平「温かいお客さんですね照れ

寛平「これから出てくる若手で知っているのは3〜4人くらいだと思います」
寛平「後は本当に若手ばかりです」
寛平「どうか最後まで温かく見守ってやってください」
寛平「面白くなくても笑ってやってください」

寛平「それでは始まります!爆  笑
寛平さんが右手を開き、天を突くように勢いよく掲げパー
寛平「よろしくーっ!!ニヤリ」 拍手拍手

 

 


 

『うどん屋の熱い一日』

 

 

[セット紹介]
花月うどん店

吉本新喜劇の最も基本的なセット。


下手に屋外あり

 

クリーニング店を挟んで、客席側と奥側が道路になっている。


店内

下手寄り…お店入り口(引き戸)

下手寄り奥…レジ

 

中央付近…テーブル

上手寄り奥…厨房

上手端…トイレ、店舗兼自宅の自宅部分への通路

 

 


 

川筋ライラさんによるタイトルコール、演者紹介の後、

新喜劇スタート。

 

 

[物語]

(敬称略)

舞台は花月うどん店。

 

昼下がり。

 

テーブル席で、客の音羽(音羽一憲)・高関(高関優)・筒井(筒井亜由貴)が

談笑している。

音羽・高関「ハハハハ爆  笑

筒井「ホンマやって!ニコニコ

 

服装から察するに、音羽は酒屋店員、高関は整体師、筒井は本屋店員のよう。

商店街の親友3人で食事している様子。

 

音羽が腕時計を確認し、

音羽「そろそろ仕事に戻らな」

筒井「今日、6時から空いてない?」

音羽「ごめん。その時間はお酒届けなあかん」

高関「俺もお客さんが入ってるわ」

 

筒井「大好きな演歌歌手のコンサート、一緒に行きたかったんやけどな」

音羽「俺、演歌の魅力がいまいち分からんねんな右下矢印

 

音羽の言葉を聞き、筒井が演歌の魅力を力説する。

筒井「演歌の良さはなんといっても人情照れ

筒井「コブシに揺さぶられる感情

筒井「好きになったのは親父の影響

筒井「与えられる心の栄養

筒井「守り抜くべき日本の伝統

 

音羽「ヒップホップ好きやろ!」 笑い泣き

音羽「ずっと韻踏んでる」

筒井「…? とにかく、俺は演歌が好きなんや照れ

 

音羽が奥に呼び掛ける。

音羽「まりこちゃん、お会計お願い!」

 

森田『はーい!ニコニコ

厨房奥からアルバイトのまりこ(森田まりこ)が現れる。

森田「3人で1,500円になります」

筒井「まとめて払うわ」

筒井が千円札二枚を渡し、まりこがレジにお釣りを取りに向かう。

 

音羽「まりこちゃん、化粧変えた?」

森田「気付いてくれました?ニコニコ

音羽「まりこちゃん、いつもよりキラキラしてるウインク

音羽「まるで公園に咲く一輪の雑草やニコニコ

森田「雑草かいっ!アセアセ

まりこが床で回転しながら派手にずっこける。 笑い泣き

 

音羽「花に例えたらドクダミやニコニコ

森田「臭いんかいっ!アセアセ

まりこがまた派手にずっこける。 笑い泣き

 

音羽「間違えた。ラフレシアニコニコ

森田「もっと臭いんかいっ!アセアセ

まりこがまた派手にずっこける。 笑い泣き

音羽「どんだけコケるの?タラー

 

まりこが立ち上がりながら、

森田「痛い…。 もう、こけさせんといて!えーアセアセ

音羽「自分でコケてたタラー」 笑い泣き

 

森田「今ので、メイク崩れちゃったかしら?キョロキョロ

音羽「何かあるの?」

森田「この後、TVの撮影があるの。店長が働く姿を撮りたいって」

音羽「岳夫さんを?」

 

 

その3に続く