物語の核が姿を現す中盤以降、前のめり気味に鑑賞しました。
⑴
1960年代の華やかなエンタメ業界の暗部を描いた作品。
汚い大人が夢を追う若者を喰いものにし、商品として扱う描写がおぞましく、
人によっては描写自体に嫌悪感や拒絶反応を示しそうですね。
お洒落なポスターに惹かれて家族サービスやデートで今作を選ぶと
痛い目を見る作品です。
⑵
音楽
音楽が単なるBGMではなく、120分間、映像と一体化していて、
まるで二枚組のコンセプト・アルバムを聴いているような感覚になりました。
舞台となる1965年とは時代が少し異なりますが、
ピンク・フロイドが1973年に発表した傑作アルバム『狂気』をイメージしました。
特に2曲名Breathe~3曲目On the Run辺りですね。
⑶
Downtown
♪
So go downtown
Things will be great when you're
Downtown
No finer place for sure
Downtown
Everything's waiting for you
さあ、ダウンタウンに行こう
物事が上手く行く、最高の場所
あらゆるものがあなたを待っている
劇中では夢を掴む場面で歌われる感動的な曲ですが、
鑑賞後はもの悲しく聴こえます。
⑷
R15+
これといった残虐シーンが無く、汚い大人の世界の映像表現も至ってソフトながら、
スプラッターな『スーサイド・スクワッド』と同じレイティング。
映倫の審査基準がよく分かりません。
ただ、作品テーマはこちらの方が遥かにグロテスクですね。R18+でもよいくらい。
スーサイド・スクワッドは根っこは熱血ヒーローものでした。
⒉
ドトール
夏は極寒、冬は酷暑が特徴の全国チェーン店。
『アイスコーヒーのつもりがホット注文、ホットのつもりがアイス』は珍しくありません。
⑴
ミラノサンドA
今月に入り、店内で頻繁に流れている楽曲をShazamで調べた際、
表示された曲名にニヤニヤしてしまいました。
音楽好きな選曲スタッフさんが働くドトールには
音楽好きな客もたくさん紛れていそうですね。
音楽目的で訪れる利用者は私だけではないはずです。
⑵
お洒落な雰囲気やブランドイメージで好まれるスタバやタリーズと異なり、
会社員が休憩や時間調整で日常使いする地味な印象のドトールですが、
実際のところ、フードやスイーツは断然ドトールではないでしょうか?
⒊
たらみ 『Pure 厳選果実ゼリー 旬摘み』
最近、はまっているゼリー。
果物の食感がしっかりしていて、瑞々しく感じます。
実際はコンビニゼリーのパッケージを替えただけ?
見た目と名称に騙されている?
いや、でも、やっぱり、コンビニのものとは違う気がするんです。
⒋
真・女神転生Ⅴ
約6年ぶりのナンバリング最新作。
今回も最高でした。
一先ず、一周目クリア。
ニュートラルエンドを目指したつもりが、気付けばカオスエンドルートに突入し…
全ては私の読解力と優柔不断さが原因です。
今回はワールドマップがダンジョン化していて、
混沌とした世界に放り込まれ彷徨う感覚が楽しかったです。
そして、魅力的なキャラクターが従来作より多かったですね。
その分、作品の体温が上がり、おどろおどろしさは少し抑えめになったでしょうか。