[カーテンコール]
⒈
辻本茂雄さんの言葉
辻本「GWの茂造夜芝居『三人組の茂造』をこのメンバーで20日間練習しました」
辻本「それが公演3日前に中止が決まりました」
辻本「その時、女優陣が流した悔し涙に胸を打たれました」
辻本「なんとかこのメンバーで公演したいと会社に掛け合い、」
辻本「会社が『1時間やったらやってもええ』と言ってくれて、公演できました」
辻本「そして、こんな状況でもお客様が足を運んでくれたから、公演できました」
辻本「ありがとうございます!」
⒉
イベント制限
公演日時点では、祇園花月は20時までの公演ルール。
辻本「『辻本、何、下チラチラ見てんねん?』そう思っている人、多いと思います」
辻本「実は足元(=舞台最前照明付近)に時計を置いてます。(苦笑)」
真面目な辻本さんはルールを有耶無耶にして公演時間を延長することは考えていない様子。
⒊
物語の主役・富樫世羅さん
夜芝居組公演に初出演の富樫世羅さんについて、辻本さんが観客に紹介。
辻本「元々は吉本所属やったんです。18歳の時」
辻本さん自身は当時は面識が無かったようですが、
富樫さんが京橋花月で役者として活動していたことに触れ、
辻本「今回(=三人組の茂造)、オーディションを受けに来てくれました」
辻本「(吉本の舞台に)カムバックですね」
辻本「難しい役どころやったけど、よく頑張ってくれました!」
⒋
電子アンケート
時代に合わせた試み。
辻本「椅子の背中のところにQRコードの案内があると思います」
辻本「そのQRコードを…、何て言うんかな?」
と、両隣に立つ村崎さんや富樫さんの方を見て助けを求める、辻本さん。
富樫「読み取って?」
辻本「おっちゃん、したことないから分からへん。(苦笑)」
辻本さんが改めて観客に対し、
辻本「QRコードを読み取って、アンケートに答えていただけると嬉しいです」
⒌
20時までの残り数分で慌しく劇の回顧や出演者紹介をして、
20時ジャストに公演終了となりました。
[雑感]
⒈
辻本座組のワクワク感・信頼感
辻本座組らしく、相変わらず高揚感の得られる公演でした。
辻本座組が放つ非日常のワクワク感って、
エンタメで一番大事な要素ではないでしょうか?
そして、視線は内側の人間の方ではなく、常にファンの方を向いてくれていて。
自分たちのための劇団、ではなくて、ファンのための劇団。
それがファンにしっかり伝わるから、信頼して応援できるのではないでしょうか。
⒉
演目
公演時間の制約から『三人組の茂造』を演目にすることが叶わず、
2012年末のNGK公演『茂造のハッピー?クリスマス』を茂造夜芝居組で演じた。
、そんな印象を抱きました。
今回は茂造夜芝居組が一緒に舞台に立つことに大きな意味があったと思います。
茂造夜芝居ファンとしても馴染みの役者さんが見られて感動しました。
次に繋がることを期待したいですね。
⒊
五十嵐サキさん
辻本さんの歌唱時の癖に耐えられず、「ぶはははーっ!」と素で大笑いしたり、
ダンス場面ではうつ伏せ状態で身体を大きく揺れ動かして笑い出したり。
弾けっぷりが滅茶苦茶楽しく、幸せな気持ちになりました。
プライベートについて少し耳にしていたため、舞台に立つサキさんの姿に感動しました。
⒋
富樫世羅さん
⑴
序盤は明るく前向きで美しい女性を、
中盤は恋人に秘密を打ち明けられず一人悩む姿を、
終盤はヤクザの跡継ぎらしい強い男を演じるに相応しい、
長身で凛とした俳優さんでした。
女役も男役も演じることからタカラジェンヌをイメージしていたところ、
富樫さんは宝塚歌劇団のファンでもあるのですね。
所作の美しさに合点がいきました。
⑵
合唱時に観客一人一人に微笑みかけるような姿がこれまた滅茶苦茶格好良くて。
皆、圧倒的存在感を放つ富樫さんに見とれていたのではないでしょうか?
(も、もちろん、隣で歌う茂造もね)
来年の茂造夜芝居も是非とも出演していただきたいです。
↑
と、ここまでが昨年の観覧時に作成していたものです。
そして今年、
↓
⒌
三人組の茂造
公演が決まりましたね。
富樫さんも大役を任されているようで、ゴールデンウィークが楽しみです。
2021/09/19~25
【茂造新喜劇】 完