新人アルバイト・茂造
番頭・高井
シェフ・永田
オーナー・要
オーナーの息子・健一
5名。

要たちが手島組のことで気を引き締めているところに、
20代半ばのカップル客、佳介(吉田佳)と彩花(村崎真彩)がやってくる。
佳介「予約していた吉田ですニコニコ

高井に促され、佳介がテーブル席下手側に、彩花が上手側に座る。
彩花「こんな素敵な旅館に佳介さんと泊まることができて、幸せ照れ
佳介「僕も照れ
次の瞬間、茂造が彩花の顔の横(=肩上)に顔を近づけ、
茂造「ワシも照れ口笛」 笑い泣き
彩花が驚き、佳介が怪訝な表情で茂造を見る。
高井「参加すな!アセアセ


従業員が佳介たちに自己紹介する。
高井「番頭の高井ですニコニコ
永田「シェフの永田ですニコニコ
茂造「金メダル噛み雄です口笛」 笑い泣き

時事ネタを入れる茂造。

高井「どこかの市長やないか!(苦笑)」


茂造「アルバイトの茂造やニヤリ」 笑い泣き
茂造が言い直す。

要や健一も自己紹介する。


永田が佳介たちに、
永田「シャンパンはディナーでご用意しておりますので」
茂造「シャンパンって、何かお祝い事でも?」
佳介「付き合って一年になるんですニコニコ
茂造「ああ、それでニコニコ
佳介「先日、プロポーズもOKしてくれましたニコニコ
茂造「そこまで聞いてないえー」 笑い泣き
マイペースな茂造に困惑する、佳介。


高井が茂造を呼びつけ、
高井「茂造さん、お祝いサービスのマニュアル、覚えてきてる?」
茂造「ばっちり口笛 笑い泣き


茂造が彩花に対し、
茂造「お祝いでケーキもご用意しておりますニコニコ
茂造「大にしますか?、小にしますか?」
彩花「では、大で」
茂造「大ですね照れ

茂造「お召し上がりですか?、それともお部屋にお持ち帰りですか?」
彩花「では、部屋の方で」
茂造「お持ち帰りですね照れ

ここで、彩花が
彩花「あの、お手洗いはどちらに…?」
健一「お手洗いはあちら(=上手端通路奥)です」
彩花が通路に向かおうとして、茂造が彩花に尋ねる。
茂造「大ですか?、小ですか?ウインク」 笑い泣き

高井「聞くな!アセアセ
彩花「…」
彩花「大です」
高井「言わなくていいです!アセアセ」 笑い泣き

茂造がしつこく尋ねる。
茂造「お持ち帰りですか?ウインク

高井「持ち帰るわけないやろ!アセアセ」 笑い泣き
すると、茂造が歓喜の表情で客席を見て、
茂造「お召し上がりですかー!爆  笑」 笑い泣き笑い泣き


彩花がトイレに行き、少ししてから『ジャー』と水を流す音が聞こえてくる。
続いて、『ブー!、ブブブブブ、プー!、ブッ!、ブブーッ!』と
遠慮の無い大きなオナラの音が聞こえ、皆が気まずそうにする。

オナラは次第にリズミカルになり、ついには笑点のテーマを奏で始める。
『♪ブッブブ ブブブブッ、プープー!』 笑い泣き
『♪ブッブブ ブブブブッ、プープー!』

ここで茂造がスマホを取り出し、
茂造「もしもし?口笛」 笑い泣き
高井「着メロかい!」 笑い泣き

高井「なんなん?、このオナラ笑点。(苦笑)」 笑い泣き

(客席が盛り上がり)
茂造「喜んでもらえて良かった照れ」 笑い泣き


ここで、永田が夕食の調理のために上手端通路から厨房に向かう。

 

 



新人アルバイト・茂造
番頭・高井
オーナー・要
オーナーの息子で旅館の後継ぎ・健一
宿泊客・佳介
5名。

ドラゴンボールの道着を意識したオレンジスーツの男・玉置(玉置洋行)が現れる。
玉置「邪魔すんでー!ニヤリ
高井「邪魔すんやったら帰ってー」
玉置「あいよー!ニヤリ…って、なんでやねん!プンプンアセアセ
玉置「こっちは用があって来とんや!プンプン

玉置「予約している手島やプンプン
全員「…!」


玉置「組長、どうぞ!」
玉置が下手袖通路方向に呼び掛けると、

手島組組長の手島(手島英治。普段は辻本班の演出家)が現れる。

中年の手島は頭部がツルツルとしており、
茂造「禿げたオッサンやないか!ニヤリ」 笑い泣き

茂造の発言に玉置が怒り、椅子に座っている佳介にも怒鳴り散らす。
玉置「そこ、どかんかい!ムキー
佳介が慌てて席を立つ。

手島「玉置!、カタギさんに迷惑をかけんな!プンプン
手島には分別がある様子。

手島が椅子に座ると、玉置に対し、
手島「ワシの警護とは大袈裟やのう爆笑
玉置「いや、いつ龍神組が襲撃してくるか分かりませんから!プンプン
手島「恋人との旅行の時くらい、一人にさせてくれよタラー
玉置「そういうわけには行きません。凄腕のボディガードも雇いましたプンプン


玉置が下手袖にいるボディガードを呼ぶと、
白髪の老人・平山(平山昌雄)が弱った足腰でガニ股でゆっくり歩きながら現れる。
茂造「死にかけやん!タラー」 笑い泣き
茂造「こんなんで大丈夫なんか!?」
と、椅子に座る手島の頭を叩く。 笑い泣き
手島「痛っ!アセアセ
玉置「組長に何するんや!プンプン
茂造「心配してんねん

すると、平山がゆっくり歩いて手島の前まで来て、茂造から手島をガードする。
平山「危ないプンプン」 ← 茂造に頭を叩かれるから
茂造「遅い!」 ← 既に頭を叩き終わっているから
と、平山の頬を叩く。 笑い泣き
平山「…」
平山「痛いガーン
茂造「それも遅い!」 笑い泣き

茂造が平山の口元を見て、
茂造「よだれ垂らしてるやないか!(苦笑)」 笑い泣き
茂造「ホンマに大丈夫か?(苦笑)」

玉置「こう見えて、数々の要人を警護してきたスペシャリストです!」


と、ここで目出し帽姿の男(松本慎一郎。宿泊客の松本とは別人で二役)が現れ、
手島に銃を向ける。
目出「手島、死ねーっ!ムキー

すると、ボディガード・平山は手島を守ろうとせず、
先程までのゆっくりした歩き方が嘘のように、ダッシュで上手端通路に逃げる。

番頭・高井が代わりに撃たれてしまい、倒れ込み、動かなくなる。

目出し帽姿の男が逃げ去っていった。

オーナー要ら旅館の人間が高井のもとに駆け寄る。
要冷「番頭さん!びっくりアセアセ
健一「番頭さん!びっくりアセアセ
茂造「番頭さーん!(悲)」

全員が項垂れ高井の死を悲しんだところで、
茂造「、はいOK口笛
蒲田行進曲のテーマが流れ出し、高井が立ち上がり、
映画のエンディングのように要・健一・茂造・高井が手を繋いで踊り出す。 笑い泣き

踊り終わり、
玉置「なんやこれは!びっくりプンプンアセアセ
茂造「防犯訓練やニヤリ
玉置「さっきの奴は!?」
高井「劇団の役者に依頼しました」
玉置「役者?」
茂造「劇団春夏秋冬ニヤリ」 笑い泣き
玉置「劇団四季ちゃうんか!」 笑い泣き
茂造「いや。劇団春夏秋冬ニヤリ」 笑い泣き

タチの悪い防犯訓練に玉置が激怒する。
手島「玉置。ワシのためを思うてしてくれたことやニコニコ
玉置が気持ちを鎮める。

そこに、先程真っ先に逃げた平山がガニ股でゆっくり歩いて戻ってきて、
手島の前でガードし、
平山「危ないプンプン」 ← 目出し帽の男に銃で狙われているから
茂造「遅い!」 笑い泣き

平山はボディガードとして全く役に立たないように見える。

 

 

その4に続く