⒈
Weezer『OK Human』
全編オーケストラのアルバム。
1月下旬の発表以来、愛聴しています。
All My Favorite Songs
困惑の叫び「♪I don't know what's wrong with me!」から
哀愁漂う「♪Woo woo woo (♪Ooh ooh ooh?)」の落差が特に好きです。
ストリングス部分ははっきり言えば、後期ビートルズですね。
「♪I wanna be rich, but I feel guilty お金持ちになりたい、だけれど罪悪感を覚える」
自分の魂を捨て、好みを裏切ってまで、流行りの音に合わせることはできない
といったところでしょうか。
結局、長く愛されるのは自分の魂や好みを貫いたグループだと思いますよ?
⑵
Numbers
「♪なんばー グラン 花月~」
Maroon5『She Will Be Loved』風のサビの入りは少しベタかな、なんて思いますが、
前半部のか細さが堪りません。
Dashboard Confessional『Vindicated』の前半部を彷彿しました。
0+1=1、1+1=2、1+2=3と左から順に二つ足したものが次の数字になる法則性の
終盤のミニミニオペラ「♪0、1、1、2、3、5、8、13」も変化があって良いですね。
⑶
アルバムタイトル『OK Human』について
おそらくは、Radioheadの傑作アルバム『OK Computer』を意識したものと思われます。
Weezer自身、『OK Computer』収録曲Paranoid Androidをカバーしていますね。
体温差1.5℃の両アルバムを比較分析してみても楽しそうです。
⑷
今作から間を置かず、5月7日には次作アルバム『Van Weezer』が発売予定で、
温かみ溢れる歌ものアルバムから一転してハードロック調になるのだとか、笑。
振れ幅が素晴らしいですね。
『色彩豊かなほど各色が映える』を体現してくれることと思います。
⒉
Radiohead - Burn The Witch
2016年発表作。
当時と比べてもSNSが盛んな今、更に凄みを増している楽曲ではないでしょうか?
多くは触れませんが。
日本人でも聞き取り易いWeezerと比べ、
Radioheadは歌詞カード無しには判別できない箇所も多いですね。
⒊
Yes
⑴
『Paranoid Android』をキッカケに聴き始めた、1970年代プログレッシブ・ロック
ELPもクリムゾンもマハビシュヌも…大好きなグループだらけなのですが、
中でも特に波長の合うグループがYesです。
厳密には、クリス・スクワイア、ジョン・アンダーソン、ビル・ブルーフォード、
スティーヴ・ハウ、リック・ウェイクマン、五名体制時のYesですね。
⑵
Close to the Edge
18分超えの大作にして、プログレッシブ・ロックを代表する一曲。
聴き終わる頃には極上の高揚感を味わえます。
今から約50年前、1972年の作品って信じられます?
Yesに限らず、1970年代の洋楽は凄まじくハイレベルですね。
洋楽はビートルズとクイーンだけじゃないんです、苦笑。
幾らでも良い音楽がありながら、日本で共有される情報は極めて限定的で、
広告代理店・メディアが仕掛けるものに一本かぶりになりがちなことが歯がゆいです。
(TV放送がなくなった途端、持ちネタが存在感を失くす吉本新喜劇にも同様のことを思います)
⑶
梅田辺りの人混みでYesを良く聴いていて、
街行く人々が景色にすっと溶け込み、存在感が消える感覚が凄く心地良いんです
それだけYesの作る世界が広く深く、没入し易いのでしょうね。
是非、お試しあれ。
⒋
The Postal Service
⑴
今は18分とはいきませんが、短い時間でプログレ風にしている楽
The Postal Serviceの『Brand New Colony』も短時間で完結するプログレ風楽曲です。
⑵
普通にポップな曲もあります。
Sleeping In
⒌
The Flaming Lips
『Sleeping in』の曲調・歌声からふと思い出したグループ。
ポスタル・サービスは結構フレーミング・リップス成分濃いめですね。
Race for the Prize
♪All my favorite songs are slow and sad
Allはともかく、私もWeezerの歌詞のようにスローで悲しい曲が好みなのかも
…と、Weezerの話題にループさせたところで今回の終わりと